「バーチャルくら寿司」Robloxで開店 抗菌カバーに入って写真が撮れる仕掛けも
「バーチャル回転ずし」の誕生だ。
くら寿司(大阪府堺市)は2024年5月23日、ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」上に、くら寿司グローバル旗艦店の一部を再現。「KURA SUSHI WORLD 超・グローバル旗艦店 〜回転寿司ワールド〜」としてオープンした。
グローバル旗艦店の外観や内装を再現
くら寿司は、東京・銀座をはじめ日本と台湾に、計7店の「グローバル旗艦店」を展開。「観光と食事が同時に体験できる」木目を生かした内装の店舗だ。Roblox上では、日本らしさや和の装いを感じさせる各グローバル旗艦店のこだわりの外観や内装を再現した。銀座にある「くら小江戸」、浅草の「縁日スペース」、原宿の「スイーツ屋台」など、各店それぞれの特徴を一つのメタバース空間で楽しめる。
「KURA SUSHI WORLD」限定で、抗菌すしカバー「鮮度くん」の中に入って撮影が楽しめるフォトスポットを用意。「鮮度くん」は実際の店舗で使われている。「KURA SUSHI WORLD」の中央には回転レーンが設置され、流れているすしに付いている。
「鮮度くん」をタッチすると、テーブルの上にすしが現れる仕組み。バーチャル上だが、実際に店内ですしを食べるような雰囲気を味わえる。
回転ずしの魅力や楽しさを世界の人々に
くら寿司に「KURA SUSHI WORLD」制作の経緯を聞いた。
広報によると、昨今のインバウンド増加で、日本の食文化を代表する「回転ずし」の魅力や楽しさを世界中の人々に伝えるにはどうすればいいか考えたという。その中で欧米・アジアを中心に多くのユーザーが存在するゲーミングプラットフォーム「Roblox」を知り、出店に至った。
「KURA SUSHI WORLD」の利用者からは、「細部まで作りこまれていて、特におすしのクオリティーが高い」という声が寄せられているという。