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 ◇ドイツ1部最終節 レーバークーゼン2―1アウクスブルク(2024年5月18日)

 サッカーのドイツ1部(ブンデスリーガ)最終節全9試合が18日に一斉開催され、悲願の初優勝を果たしたレーバークーゼンが本拠でアウクスブルクに2―1と勝利。28勝6分け0敗という圧倒的な成績を残し、ドイツ1部史上初のシーズン無敗優勝という歴史的快挙を達成。欧州最長記録更新中の公式戦無敗も「51」まで伸ばし、クラブ初の“欧州3冠”へ弾みをつけた。

 試合は前半12分、MFアドリが相手GKへのハイプレスでボールを奪うと、フリーの味方へラストパス。これをFWボニフェイスが右足ダイレクトで軽く押し込み先制ゴール。同27分には左CKからファーサイドに流れてきたボールをDFターが思い切りよく右足でシュート。相手に当たったこぼれ球をMFアンドリッヒが右足ヒールで“オシャレ”に流し込み2点目が決まった。

 2―0で前半を終えると、リズムの悪くなった後半17分に失点。自陣でのボールロストからショートカウンターを受け、最後は18歳のMFケミュールにミドルシュートを決められ1点差に迫られた。ここでシャビアロンソ監督が動き、同18分にMFビルツとFWシックを投入。同25分にはDFインカピエ、MFジャカといった主力級メンバーを続々とピッチに送り出した。

 するとFWシック、MFジャカ、MFビルツ、DFインカピエなどに好機が訪れたが相手GKの好守などに防がれ追加点ならず。同35分にはピンチを迎えたが守護神GKフラデツキがファインセーブ。MFビエルの至近距離からのボレーシュートを防ぎ同点弾を許さず。このまま1点のリードを守り切って勝利。過去Bミュンヘンやドルトムントなどの強豪でも成しえなかったドイツ1部史上初となるシーズン無敗優勝を達成した。

 これで今季の公式戦はいよいよ残り2試合となり、次戦は22日に欧州リーグ(EL)決勝でアタランタ(イタリア)と激突へ。25日にはドイツ杯決勝で2部カイザースラウテルンとの対戦を予定。過去に欧州カップ戦出場クラブが1シーズン全公式戦を無敗で終えたチームは存在しないため、ここでも史上初の快挙なるか注目が集まる。