2024年5月18日、北海道・鹿部町に新たな名物が誕生するという。

北海道の南端渡島半島に位置し、北東に太平洋内浦湾を望む鹿部町は、100年前に発見されたしかべ間歇泉がある温泉と海のまち。

新名物は「温泉」と「海」、2つの要素が合体したホットなグルメだ。

その名も「しかべ焼き」。ふわふわの生地で、鹿部特産の噴火湾湾口ほたてや水だこを包み、最高級と称される白口浜真昆布でとった出汁に浸して食べるという。

しかべ焼きそのものの見た目や食べ方は明石焼きに近いのだが、特筆すべきは出汁の量。

ひたすっていうか、もう沈んでいる。しかべ焼きが温泉に入っているかのようなビジュアルなのだ。

蛇口からお好きなだけどうぞ

一体、どれくらいの出汁を使っているのか? 実はこれ、食べる人次第。

しかべ焼きを発売する「湯けむり処 しかべ焼き」(道の駅しかべ間歇泉公園内)では蛇口から出汁を注ぎ放題なのだ!

○○放題と言われれば、必要以上に○○しちゃうのが人の性。きっと多くの客が「これでもか!」というほど出汁を注いで食べることになるだろう。

しかも、途中で追いお出汁、おかわりも自由。出汁だけ飲んだって構わないという。

しかべ焼きは7個入り(ほたて×4、たこ×3)で650円(税込)。トッピングを追加することも可能だ。

出汁に溶かして楽しむタイプのトッピングは「たらこバター」「明太子バター」「青のりバター」の3種類(各300円)。

出汁を飲んじゃあトッピングを変え、出汁を飲んじゃあトッピングを変え......エンドレスに出汁を堪能できそうだ。

テイクアウトも可能なので、足湯につかりながら、あるいは吹き上がる間歇泉を見ながら味わうのもよさそうだ。