町田MF平河悠の圧巻ドリブル、播戸竜二氏や鄭大世氏らがこぞって称賛

 FC町田ゼルビアは5月15日に町田GIONスタジアムで行われたJ1リーグ第14節のセレッソ大阪戦で2-1と勝利し、4戦負けなしで2位をキープした。

 元北朝鮮代表FW鄭大世氏が古巣クラブの新鋭アタッカーが見せた”無双ドリブル”を絶賛し、元日本代表FW播戸竜二氏も「速い!」と驚きを露わにしている。

 試合は後半25分、MFナ・サンホのクロスからFWオ・セフンの今季6ゴール目となる一撃で町田が先制。後半39分にはC大阪のFWレオ・セアラが自ら獲得したPKを沈めて1-1となか、後半アディショナルタイムにMF林幸多郎の絶妙なクロスから途中出場のオーストラリア代表FWミッチェル・デュークが頭で合わせ、劇的決勝ゴールで町田が勝利を手繰り寄せた。

 白熱の展開となったなか、2021年から町田で2年プレーした鄭大世氏は、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。パリ五輪の切符獲得に貢献したU-23日本代表の町田MF平河悠が見せた圧巻ドリブルの映像を紹介し、「日本代表確定」と称えている。

 注目を集めているのはC大阪戦の前半28分のシーンだ。町田が相手の攻撃を跳ね返すと、平河が自陣ペナルティーエリア前でこぼれ球に反応。爆発的なスピードで併走したMF柴山昌也を振り切ると、そのまま1人で50メートル近くドリブルし、DF奥田勇斗も翻弄してシュートまで持ち込んだ。惜しくもGKキム・ジンヒョンに防がれたものの、会場が沸くスーパープレーだった。

 スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めていた元日本代表FW播戸竜二氏も「いや、速い! 相手を抜き去るスピードは抜群でしたね」と感嘆。23歳の新鋭アタッカーのプレーにファンも「はんぱねぇ」「パリ五輪後には海外組かな…」と賛辞を送っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)