AKB48として活動してきた小田えりなさんが4月末にグループを卒業。記念の1st写真集を発売した


【写真】元AKB48小田えりなが卒業を記念した1st写真集を発売、写真集へ込めた想いやこだわりなどを語った

AKB48チーム8神奈川代表およびチームKメンバーとして活動してきた小田えりなさんが2024年4月末にグループを卒業した。そんな彼女がメモリアル的な1st写真集「青春の時刻表」を4月30日に発売。卒業を決めた理由、そして写真集へ込めた想いやこだわりなどを聞いた。

【写真】元AKB48小田えりなが卒業を記念した1st写真集を発売、写真集へ込めた想いやこだわりなどを語った


■「写真集じゃないと水着や下着の写真は撮れないと思って」

――写真集が決まったときの気持ちを聞かせてもらえますか。

写真集が決まったときはとてもびっくりしました。卒業のタイミングだったのですごくうれしかったです。何か残せるものができてよかったと思って、ありがとうございますと言いました。

――どんな写真集にしたいと思いましたか。

グラビアとかあまりしたことなくて、どうやって撮られたら、みんなからいいと思われるのかが全然わからなくて。だから、そんなどう撮られたいとか、どういう写真集にしたいとかはなくて、スタッフさんにおまかせしちゃいました(笑)。

――そうだったんですね。小田さんは今回、初めての水着やランジェリーにも挑戦されましたが、いかがでしたか?

写真集じゃないと水着や下着の写真は撮れないと思って。しかもAKB48卒業のタイミングで、自分にとっても特別な写真集になるのでグラビアにも挑戦しました。グラビアについては、撮影中は何も考えてなかったです。なんかいいの撮れるかなって思って、普通に自然体で撮っていただきました。

――ロケに行く前に衣装のフィッティングをしたと思います。ロケ中の撮影よりもフィッティングのほうが恥ずかしいと言われる方が多いですが、いかがでしたか?

フィッティングでは下着や水着も着たんですけど、これを着て写真を撮るという想像が全然できなかったです。ロケだったら撮影だってなるから、全然恥ずかしくないんですけど、会議室のようなところでいろんなのを着て、人前に出るっていうのがちょっと。でも撮影が楽しみになりました。あんまり着たことない衣装だったので、これを着ての撮影はどんな感じになるのかなって思いました。

「どう撮られたいとか、どういう写真集にしたいとかはなくて、スタッフさんにおまかせしちゃいました(笑)」


――出来上がったグラビアのページを見てどんなふうに感じましたか?

水着や下着は出来上がった写真集を見て自分でもびっくりしました。こんな撮影あったっけみたいに思い出して、そういえばこういうカットも撮ったなと思いながら、こんな感じで写ってたんだって思って(笑)。

――撮影に向けてボディメイクなどはされたんですか?

ラーメンとかけっこうカロリー高いものがすごく好きなんです。昨年2月の撮影だったんですけど1月中はコンサートとかもあったので、ちょうどめっちゃ体を動かす期間だったんです。それもあったり、忙しかったりもしてご飯を食べる時間がなくて。私は野菜がめちゃくちゃ嫌いなんですけど、でもラーメンとかばっかり食べたらすぐニキビとかできるんで、もう食べないようにして野菜をいっぱい食べるように頑張りました(笑)。

――特に嫌いな野菜は何ですか?

サラダが嫌いです。茹でたり炒めたりしたのは好きなんですけど、生野菜が本当に好きじゃなくて。撮影中は別府に行って、おいしいものがたくさんあったので、地元のおいしいものをいっぱい食べました。

――初めてということでグラビアのことばっかり聞いてしまいましたが、撮影全体を通して印象的だったことを教えてください。

地元の神奈川県横浜で撮影できたのはうれしかったです。小さいころからダンスを習っていたので、ダンスを踊ったことのある広場に行って撮影できたり、あと中華街にも行きました。神奈川県に住んでると近すぎて逆にあんまり中華街になかなか行かなくて、だから久しぶりに中華街に行くことができてすごくうれしくて。しかも写真集のロケ中なのに普通に占いをやってもらえたのがラッキーでした。

――いい占い結果が出ましたか?

何て言われたかちょっと忘れちゃったんですけど、よくも悪くもなく多分普通だったんだと思います(笑)。あと別府も温泉があって足湯にも入ったり、温水プールに入ったり、温泉も露天風呂に入ったり、いろんなお湯に浸かれて、別府を満喫しながら楽しく撮影できたので本当によかったです。卒業旅行も兼ねての撮影だったので楽しかったです。

「自分にとっても特別な写真集になるのでグラビアにも挑戦しました」


■「『青春の時刻表』というタイトルにもある通りAKB48は私の青春でもあった」

――撮影中に楽しかったことは教えてもらいましたが、つらかったことはありましたか?

横浜の撮影の日がすごく雪が降ってて寒かったというのと、あと別府も南のほうだから暖かいかなと思ったらすごく寒くて。露天風呂に入ったときも、やっぱり外なので本当にすごく寒くて、周りでメイクさんと衣装さんが、私にお湯をすごくかけてくださったのがうれしくて、絶対露天風呂ではいい写真を撮ってもらおうと思って頑張りました。寒いなか、こうやって震えながら撮ったのが印象的でした。寒かったけど楽しくていい思い出になりました。

――卒業タイミングの写真集ということで本当に宝物になったと思うんですけど、今回、写真集を出すことで、自分の中で大きな変化がありましたか?

AKB48にいてこうやって卒業のタイミングで写真集を出せて、写真集ってみんなが出せるものじゃないので本当にありがたいと思っています。「青春の時刻表」というタイトルにもある通りAKB48は私の青春でもあったし、この撮影期間もすごく楽しくて、なんか青春みたいな気分で4日間を過ごしたので、このタイトルもすごく大切です。AKB48を卒業したあとでの発売ですけれども、こうやって自分がアイドルだったという証を残せることができて本当にうれしいなっていう心境です。

「地元の神奈川県横浜で撮影できたのはうれしかったです」


――秋元康先生から「青春の時刻表」というタイトルが届いたときはどう思いました。

実は何案か候補をいただいてまして、AKB48を卒業するタイミングで出す写真集だったんで、青春という言葉はやっぱりいいなって思ったのと、撮影の旅が青春のように楽しかったので、こちらを選ばさせていただきました。

――帯コメントについてはどう感じましたか?

歌詞みたいで、すごく好きだなって思ったんで、めちゃくちゃうれしかったです。こうやって秋元先生が私の写真を見て、タイトルとか帯コメントとか書いてくださったことが本当に宝物だなって思います。

――完成した写真集の表紙を見ていかがでしたか?

はい。色味の感じもオレンジ、赤が使われていてお気に入りの表紙です。

――アイドルとしては最後の写真集になりましたが、卒業を決めた理由を教えていただけますか。

AKB48に10年いて選抜にもたくさん入らせていただいて、ソロライブもできたり、AKB48にいて、これからどんな夢を追いかけられるんだろうと考えたときに、もうここで叶えたい夢はないなと思ったのが卒業の理由でもあります。

去年ソロライブをして楽しかったなと思って。今何が楽しいのかなって考えたときにやっぱり歌うことがやりたいことだなと自分の中ではっきりわかったので、卒業してちゃんと歌に向き合いたいなと思ったんです。

「卒業旅行も兼ねての撮影だったので楽しかったです」


――これから先の活動は、歌手活動がメインになるんですか?

歌を歌うことを軸に生きていきたいなと。AKB48にいたときも舞台にも何度か立たせていただいて、経験もたくさん積ませていただいたので、それらをちゃんといかしてこれからも芝居とかもやっていきたいなと思ってます。

――ファンのみなさんは小田さんに会える機会はあるんですよね。

はい。卒業してすぐにファンクラブイベントもやって楽しかったし、ファンの方もまたやってと言ってくださって。こうやって求められている間はちゃんとそういう期待に応えていきたいなって思ってます。

――最後にファンにメッセージをお願いします。

卒業のタイミングで出せた写真集で、本当にアイドルだった私をこの写真集で振り返られると思うので、この写真集を何回でも見て私のことを思い出してほしいなと思いますし、これからも一生懸命頑張って自分の好きな歌を歌えるようにしていきたいなと思うので、この写真集と私のことを今後もよろしくお願いします。

取材・文・撮影=野木原晃一 衣装協力/SPINNS