元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が10日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【解禁】ペタジーニ(秘)話をラミレスが赤裸々告白! 元木が考える最強助っ人巨人編!!【元木大介コラボ最終回】」に出演。外国人選手が巨人で成功するために必要なことを語った。

アレックス・ラミレス氏


○過去の名助っ人の名前を挙げながら解説

同チャンネルでは今回、元木大介氏をゲストに迎え、巨人の歴代助っ人選手についてトークする企画を実施。元木氏は「ジャイアンツっていうのは昔からある、一番古い球団でもあるし、アメリカで言ったらヤンキースですよね。色んな厳しさがあるんだけど、そこでやっぱり日本の野球、ジャイアンツに慣れていく外国人選手と、スマートで人の意見を聞ける外国人選手は成功してきたと思う」と自身の印象を述べながら、「ラミちゃんはどう? ジャイアンツを見て、ジャイアンツに入って」と尋ねる。

この問いかけに、ラミレス氏は「他の外国人選手と比べると、僕は巨人に入る前、すでにヤクルトで7年間プレーしてたからね。その時点ですでに日本の文化も分かっていたし、チームが何を期待しているかも分かっていたよ」と振り返りながら、「外国人選手が巨人で成功するためには、まず守備力が大切だ」と持論を展開。

その理由は「守備力がないと、7回くらいで交代させられるよね」というもので、「メジャーのプライドがある場合、試合途中で交代させられるのは好きではないはずだ。守備力があれば試合終了が出られるからね」「たとえば、成功した外国人選手を見ると、ペタジーニ、守備がうまいでしょ? ゴールデングラブに選ばれている。J・ロペスもゴールデングラブ」「彼らは守備が良く試合終了まで出られるので、ほぼ毎日4打席以上まわり、よりチームに貢献できるよね」と、過去の名助っ人の名前を挙げながら解説。そして、「だから、僕なら守備力のいい選手を獲得するね」と締めくくっていた。

【編集部MEMO】

アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。