インドネシア・ジャワ島で、衝突事故を起こしたバスの乗客の持ち物を検証する関係者(2024年5月11日撮影)。(c)Timur MATAHARI / AFP

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【AFP=時事】インドネシア・ジャワ(Java)島で11日、卒業旅行中の高校生らを乗せたバスが衝突事故を起こし、少なくとも11人が死亡、数十人が負傷した。警察が12日、明らかにした。

 事故は11日午後6時48分に発生。バスは生徒60人超と教師を乗せ、西ジャワ(West Java)州デポック(Depok)から同州の観光地レンバン(Lembang)へ向かっていた。

 同州警察のジュール・アブラハム・アバスト氏がAFPに語ったところによると、バスは突然制御を失って左に傾き、車1台とバイク3台に衝突した。

 アバスト氏は、「亡くなった乗客のうち9人は生徒で、1人は教師だ」と述べた。生徒たちは卒業式を終えたばかりだったという。

 バイクの運転者1人も死亡。このほか13人が重傷、40人が軽傷を負った。

 地元の交通警察署長は放送局コンパス(Kompas)に対し、バスのブレーキが事故前に故障していた疑いがあると話した。アバスト氏は、警察が事故原因を調査中だと語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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