ホームで行われたスペイン国王杯第1戦、対レバンテ戦での敗戦後、アルゼンチン期待の星セルヒオ・‘クン’・アグエロの表情からは笑顔が消え、うつむいたままピッチを後にした。リーガ前節の対デポルティーボ戦でも敗れたアトレティコ・マドリーはこれで目下2連敗、さらにキャプテン、フェルナンド・トーレスとの不仲説を取り沙汰されるなど‘クン’アグエロは少しナーバスになっているようだ。

‘クン’アグエロから笑顔が消えた理由について彼の代理人ゴンサロ・レバサ氏は、次のようにコメントしている。

「セルヒオはちょっと落ち着いていないようだ。彼は負けることが嫌いだからね。それはどの選手にも言えることだがね。チームの中で何も起こってはいないし、アトレティコでは幸せにやっている。ただ彼は負けず嫌いだから、どんなことでも常に勝ちたいと思っている。そう、クラブでもアルゼンチン代表戦でもだ。彼が笑顔を取り戻すのは簡単だよ、試合に勝つことだ。日曜日のサラゴサ戦でチームが勝てば、彼にも笑顔が戻ってくるだろう」。

さらに同氏は、フェルナンド・トーレスとの不仲説についても「セルヒオがトーレスと仲が悪いなんてデタラメな話だ。彼らはピッチの中でも外でも良い関係を築いている。セルヒオはまだ18歳の子供だし、これまで1度たりともチームの人間と仲違いをしたことなどない。インデペンディエンテでも代表でもそうだ。彼は純粋にサッカーを楽しむことを望んでいるんだよ」と一蹴した。

‘クン’アグエロは、ここ数試合ゴールの快音からも遠ざかっている。彼が笑顔を取り戻すには‘勝利’という薬しかない。次節ホームでのサラゴサ戦での奮起に期待したい。