BTSのRM、先行公開曲「Come back to me」MV公開…洗練された演出&熱演に注目

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BTS(防弾少年団)のRMが、先行公開曲で新譜への関心を高めた。

RMは10日午後1時、先行公開曲「Come back to me」を発売すると共に、ミュージックビデオを公開した。同曲は、今月24日に発売されるRMの2ndソロアルバム「Right Place, Wrong Person」の先行公開曲だ。

彼は昨年8月、ソウル松坡(ソンパ)区KSPO DOMEで開催されたメンバーのSUGAのアンコールコンサート「SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY' THE FINAL」にゲストとして登場し、同曲をサプライズ公開した。当時、彼は「ソロアルバム『Indigo』の作業を終えて、次のプロジェクトを準備している。この曲はまだタイトルも決めていないけど、一番大切にしているトラックの一つだ」と説明した。

9ヶ月ぶりに音源としてリリースされる同曲は、「すべては戻ってくる。すべてではないかもしれないが」という内容が込められたインディー・ポップナンバーだ。彼は新譜のメインテーマである「right and wrong」への悩みを込めて、新しいことに挑戦したいが、現実に満足して過ごす人々へのアイロニカルな感情を歌った。

ミュージックビデオはドラマタイズ形式で構成され、感覚的な映像美と親しみやすい空間に与える映画のような世界観が目を引く。また、色々な時空間に閉じ込められ、今の自分ではない別の姿で生きる自身に遭遇した彼の演技も圧巻だ。ミュージックビデオの中で彼は「ドア」を通じて次元を行き来する。そしてそれぞれ異なる状況からくる混乱を深く描いた。

その後、彼は自分と同じ境遇に置かれた他人に向き合い、それまでのシーンとは異なり、すべての瞬間で笑顔と幸せを取り戻す。特に、現実に戻った彼が何かを誓った様子で最後のドアを開け、迷路のようなセットを出る姿が印象的だ。このように、映像は彼がより広がった次のチャプターに進むことを予告して終わる。

新曲は彼が作詞、バンドHYUKOHのオ・ヒョクが作曲と編曲を務め、台湾の5人組バンド落日飛車の国国がギター、ベースセッションに参加した。また、RMが新譜のため結成した「TEAM RM」に所属しているシンガーソングライターのJNKYRDとバンドBalming Tiger(バーミングタイガー)のSan Yawnが、クレジットに名を連ねた。

新曲のミュージックビデオの制作陣も、豪華ラインナップを誇っている。Netflilxドラマ「BEEF/ビーフ」の演出を手掛けたイ・ソンジン監督が演出、制作、脚本を担当。映画「別れる決心」「暗殺」などに参加した美術監督のリュ・ソンヒと、映画「1987、ある闘いの真実」「レイトオータム」の撮影監督キム・ウヒョンが息を合わせた。

2ndソロアルバム「Right Place, Wrong Person」は、「Come back to me」を含む全11トラックが収録される。ニューアルバムは「場所に似合わない異邦人」のように感じられる瞬間を歌い、豊かなサウンドを誇るオルタネイティブジャンルのトラックで構成される。