サポーターと喜びを分かち合うフリンポン。(C)Getty Images

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 現地時間5月9日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)の準決勝・第2レグで、レバークーゼンがホームでローマと対戦。敵地での第1レグを2−0で制していたなか、2−2のドローに持ち込み、アグリゲートスコア4−2でファイナル進出を決めた。

 公式戦48試合無敗を続けるドイツの雄は、43分と66分にレアンドロ・パレデスにPKを決められ、2戦合計2−2で並ばれる。

 82分にオウンゴールで勝ち越したものの、このまま試合は終われば、決勝進出は決定するものの、無敗記録はストップしてしまう。だが、今シーズン、何度も土壇場のゴールで敗戦を免れてきたチームはやはり強かった。
【動画】残り1分で初黒星を阻止! レバークーゼンの劇的同点弾 
 後半アディショナルタイム7分、ヨシップ・スタニシッチが劇的な同点弾。2−2に追い付き、49戦無敗の欧州新記録を達成した。

 英公共放送『BBC』によれば、右ウイングバックで出場したレバークーゼンのジェレミー・フリンポンは試合後、『TNT Sports』で「またやった。今回がこれまでで最高の試合だったと思う。どれだけ激しかったかがわかる。最高の気分だよ」と喜びを語っている。

「これは偉大なチームとのヨーロッパリーグ準決勝だ。僕たちのほうが優れたチームで、優れたチームが勝利した」

「なぜ、無敗を続けられるのか?」との質問には、こう答えている。

「僕たちにはチームの絆がある。誰も諦めない。劣勢になったとしても、ゴールを奪えることは誰もが知っている。僕たちはゴールを決めて1−2にして、(そのままでも)勝ち上がれたけど、もっと(ゴールが)欲しかったんだ」

 オランダ代表DFは「素晴らしい気分だよ。特にローマに勝つのはね。最高だよ」と続けている。

 レバークーゼンは残り4試合を無敗で乗り切り、3冠を達成できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部