霜降り・粗品が「宮迫博之コキ下ろし」の裏にあった相方・せいやの“後押し”とは
お笑いコンビ・霜降り明星の粗品がまたも毒舌で波紋を呼んでいる。今度の標的は2019年に闇営業騒動で吉本興業を去った大先輩・元雨上がり決死隊でユーチューバーの宮迫博之で「先輩ちゃうよ、あんなもん」とまで言い放った。
「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)のさる4月12日放送回。粗品は「ユーチューバーが面白いか、面白くないか」について共演者の本音を聞きたいと切り出し、自身は「ユーチューバー、おもんない」「芸人なのに“ユーチューバー面白いやん!”って言ってるヤツもめっちゃ嫌い」との考えを述べた。これに番組MCの千鳥・大悟が“そんなヤツおる?”と尋ね、粗品は「センエツながら、宮迫とか」といきなり呼び捨て。目の前にはゲストで元雨上がり決死隊の相方・蛍原徹もおり、千鳥・ノブがすぐに粗品へおしぼりを投げると「オレが代わりに投げときました」と気遣い、蛍原も「“さん”や!」と粗品の呼び捨てを注意した。
ただ、粗品に反省の色はなく「もう先輩じゃないんで。先輩じゃないっすよ、もう辞めたから」と釈明したが、ノブは「芸道の先輩や!」とツッコミ。粗品は「先輩ちゃうやろ。先輩ちゃうよ、あんなもん。おもろかったらいいですけど」「ユーチューバーっすよ、あいつ」と、そもそも宮迫を芸人としていっさい評価していない様子まで見せた。
他にも「宮迫くんの闇営業のせいで仕事とかもなくなってるし、むかっ腹たってますよ、後輩は」と、5年前の騒動による煽りを受けたことも“嫌い”な要因だという。
「“ユーチューバーが面白いかどうか”からスタートしたはずのテーマで、最終的に“闇営業で仕事に支障があったから腹立ってる”と強引に着地させたのは、少しでも味方を増やそうという粗品の“逃げ”とも捉えられます。また、自分と同じく、後輩たちも宮迫に腹を立てていると言及したのも、相方・せいやによる自身への擁護論を意識した可能性があります。最近では、方々に暴言を吐きまくるスタイルがもはや“芸風”となりつつある粗品ですが、せいやは3月のYouTube動画の中で『粗品が後輩に(暴言を)言ってるのは見たことがない』『下に行き出したら、お笑いじゃなくなる』『後輩のことはなるべく面白くしてあげてる』とし、毒舌のターゲットはいつも“上の先輩”や“大きな権力”のみだとして、『オレもそこは安心してます』と理解を示していました。こうした粗品の“ポリシー”を評価する人も多いものの、『上なら何を言ってもいいのか?』と疑問視する声もあり、そもそも、粗品から見た宮迫は“おもんない”と見下しているのであれば、その上や下といった定義にもブレがあるようにすら思えます」(テレビ誌ライター)
また、何をもって“面白い”とするかについては好みの問題であり、ネットには「ごめん、粗品でも笑ったことないんだけど?」とする反応も。“上”や“下”という概念以前に、他者への最低限のリスペクトを持つということが当然の配慮なのでは。
(木村慎吾)