「株式会社嵐」、メンバー5人は役員就任せず「株主として出資して設立」 社長の四宮隆史弁護士が明かす
アイドルグループ「嵐」がグループで設立した会社の輪郭が、少しずつ明らかになってきた。会社設立は2024年4月10日、嵐が現在所属する「STARTO ENTERTAINMENT」(旧ジャニーズ事務所)の公式サイトで発表。翌11日にはスポーツ各紙が「株式会社嵐」という社名と、弁護士の四宮隆史(しのみや・たかし)氏が代表取締役社長に就任したことを報じた。
発表では嵐メンバーの5人が「会社を設立」したとうたっているが、登記簿に記載されている役員は四宮氏のみ。そうなった経緯や会社の未来像などを四宮氏に聞いた。
メンバー5人の出資比率は同じ
登記簿によると、「株式会社嵐」(東京都渋谷区)の設立は3月25日、資本金は500万円。「目的」には「芸能プロダクションの経営」「俳優、役者、芸術家、表現者、芸能タレント、アイドル、音楽家等の養成、及びマネージメント業務・広告代理店業務」など10項目が並ぶ。
四宮氏は12日、メールで取材に応じた。代表取締役社長就任までの経緯については「メンバー5人がSTARTO社と話すにあたってサポートをさせていただき、その過程で取締役就任を依頼された、という経緯です」と説明した。
登記簿によると、役員として登記されているのは四宮氏のみだ。(1)嵐のメンバーが役員に就任しなかった経緯(2)何をもって嵐メンバーの5人が「会社を設立」したと発表したのか(3)メンバーが出資をしているということか(4)その場合、メンバーごとの出資比率は同じか、の4点について確認を求めると、
「メンバー5人が株主として出資して設立した会社です。出資比率は同じです」
と説明した。
「恵比寿ガーデンプレイスのオフィスで業務を行うのは私のみです」
本店住所として「恵比寿ガーデンプレイスタワー18階」を記載。18階にはレンタルオフィスがある。業務をどのように行うかについては、
「メンバー5人も経営に積極的に参加しますが、恵比寿ガーデンプレイスのオフィスで業務を行うのは私のみです」
と回答した。
会社で目指すことややりたいこと、今後の会社像、嵐の活動再開の可能性については
「具体的なことが決まり次第、メンバーからファンの皆様にお知らせいたします」
としている。