マツダの「“V8”ロードスター」登場!? まさかの4.3Lトヨタエンジン搭載! 280馬力の「ガチガチ仕様」英で238万円
これは凄い! マツダの「V8ロードスター」が出現
1989年の登場以来、現在でも世界中に多くのファンを抱えるマツダ「ロードスター」。そんなロードスターはカスタマイズのベースになることも珍しくありませんが、イギリスのebayに魔改造された車両が出品されていました。
ロードスターはマツダが世界に誇るオープン2シーターライトウェイトスポーツで、初代から現行型まで人馬一体をコンセプトに、老若男女問わず走りを楽しむことができる稀有な存在として高い人気を誇っています。
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中でも初代モデルはアイコニックなリトラクタブルヘッドライトや日本の伝統を模したデザインがちりばめられており、登場から35年が経過した現在ではネオクラシックカーとしても人気の高まっている1台です。
1989年式の初代MX-5(日本名ユーノス ロードスター)をベースとした今回の出品車両は、オリジナルの1.6L直列4気筒エンジンではなく、なんとV8 4.3Lのトヨタ3UZ-FE型エンジンに換装。
この3UZエンジンはトヨタ「セルシオ」やレクサス「GS」などに搭載されていたほか、スーパーGTの車両にも搭載されていた由緒正しきものとなっており、ノーマル状態で280PSとロードスターのオリジナルエンジンの約2倍の出力を誇っています。
そこに組み合わされるトランスミッションもロードスター純正のものではなく、大パワーに対応するべく「フェアレディZ(Z33型)」の6速を搭載し、大容量のクラッチディスクとワンオフ削り出しのフライホイールを装着することでパワーとレスポンスを両立しています。
さらに大パワーに対応するためにリアアクスルをBMW用のものに変更し、R&R製のLSDを搭載して確実なトラクション性能を与え、サスペンションにはMeister R 社製の3ウェイアジャスタブルサスペンションキットを採用しているとのこと。
もちろんストッピングパワーの強化もぬかりなく、フロントにはwilwood製の4ポッドキャリパーを、リアには2代目ロードスター用のブレーキを換装しており、大径ブレーキに合わせて17インチのホイールを装着し、フェンダーもオーバーフェンダーで拡大されています。
エクステリアはオーバーフェンダーやスポイラー、ハードトップ、角形ヘッドライトなどが備わるものの、ロードスターらしいスタイルをキープしている一方で、インテリアにはロールケージが溶接され、スパルコのバケットシートやレーステックのメーターなどが装着されて非常にレーシーなものとなっているのも特徴です。
ebayの出品者は友人の代理出品で、車両は友人宅に保管されているとのこと。希望額は12500ポンド(日本円で約238万円)となっており、内容を考えれば非常にリーズナブルな価格と言えるかもしれません。