ロシア・モスクワ郊外のノボオガリョボにある公邸で、大統領選のオンライン投票に臨むウラジーミル・プーチン大統領。スプートニク提供(2024年3月15日撮影)。(c)Mikhail METZEL / POOL / AFP

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【AFP=時事】ロシアウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、ウクライナ軍による相次ぐ越境攻撃は大統領選への妨害だと非難し、強力な軍事的報復措置を取ると明言した。

 ロシア大統領選は15日に始まり、3日間の日程で行われる。通算5期目を目指すプーチン氏はその初日、同国の安全保障会議で演説。 

 プーチン氏は国営テレビで放送された演説で、数日前から相次ぐウクライナ軍によるベルゴロド(Belgorod)州やクルスク(Kursk)州への無人機攻撃への厳しい対応を約束。「敵によるこうした攻撃は、必ず罰を受ける」「これは、大統領選を妨害する試みだ」と非難した。

 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は、プーチン氏がウクライナへの報復を表明した後、執務室のパソコンでオンライン投票を行い、カメラに向かって手を振る映像を配信した。

【翻訳編集】AFPBB News

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