KNB北日本放送

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女子児童3人にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われたアメリカ国籍の男の初公判が15日、富山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を否認しました。

起訴状などによりますと、アメリカ国籍の無職、スォージ・ロバート・マイケル被告(37)は2023年2月、語学指導助手として勤務していた県内の小学校で女子児童3人に対し、下着の中に手を入れ、尻や、胸などを触ったとされています。

15日の初公判でスォージ被告は起訴内容について、「女子児童らへの触り方について間違いがある」と否認しました。

検察側は、冒頭陳述で「被告は事件の数年前にも派遣先で女子児童を抱えて持ち上げるなどして注意を受けたことがあるほか、2023年1月には被害児童らに対し自身の性経験などをくり返し話していた」と指摘しました。

また被害者の一人は証人尋問で検察側から当時の状況を聞かれ、「被告に背中のほうからシャツをめくられ直接、胸を触られた」としたうえで、拒絶する声を上げなかったことについては「びっくりして言えなかった」と話しました。

一方で弁護側は「被告はコミュニケーションを取ろうと脇腹などをくすぐったところ、児童らが笑っていたので、楽しんでくれていると思った」として無罪を主張しました。

次回の裁判では、ほかの被害女性への証人尋問が行われる予定です。