“土曜日(14日)に行われたヘタフェ戦での惨敗にショックを受けたカペッロ監督が、翌日曜日にはカルデロン会長に辞任を申しいれたところ、同会長に引き留められた”という噂がスペインのサッカー番組‘マラカナ 06’内で取り上げられ、早くもカペッロ監督辞任の噂が伝えられたが、同クラブのミヤトビッチ、スポーツディレクター(SD)は、この噂を完全否定している。

「それは事実ではないし、そんな話しは全くない。完全なるデマだ。カペッロ監督は、現在チームが抱えている問題を解決しようと奮闘している。途中で辞めるなんて臆病者のすることだ。カペッロ監督はそんな人間ではないし、彼は勝利者だ。レアル・マドリーでの自身のプロジェクトを進めるためにもまだまだ続けていく」。

スペインのラジオ番組に出演したミヤトビッチSDは、噂の出所がどこなのか、さっぱり分からないと伝えた上で、この噂を真っ向から否定した。

優勝請負人としてレアル・マドリーの監督に就任したカペッロ監督は、「シーズン開幕から50日でチームの本当の実力が分かる」と語っていた。その50日目となったヘタフェ戦で惨敗、組織プレーに欠け、R・マドリーが一向に変わっていないことが露呈している。本日(17日)行われるチャンピオンズリーグ、ステアウア・ブカレスト戦で修正できるのか?この試合、そしてリーガ、バルセロナ戦での結果次第では、カペッロ監督の辞任という根も葉もない噂が現実味を帯びてくる可能性も十分にあり得そうだ。