【レンジ調理】と【鍋調理】両方OK!とにかく出汁が旨すぎる「至高の茶碗蒸し」に挑戦!【リュウジレシピ】

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だしを取るのが面倒、”蒸し”を失敗しそう…という理由で、大好きなのに自宅ではほぼ作ることのない茶碗蒸し。そんなハードル高めの茶碗蒸しも、リュウジさんの手にかかれば驚くほど簡単に作れるのです。リュウジ流の茶碗蒸しで使用する”だし”は、水にかつお節とうまみ調味料を入れてひと煮立ちさせるだけ。”蒸し”はレンチンと鍋、2通りの方法を紹介しているので、作りたい量などによって使い分けることが出来ますよ!

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お正月じゃなくても作りたくなる!リュウジさんの「至高の茶碗蒸し」とは?

「至高の茶碗蒸し」を紹介しているリュウジさんのポストはこちら。



ポストには「作りました。おいしかったです」「これ、今日作ったら旦那が爆食い」「この茶碗蒸し、今までで一番おいしかった」「初めて大晦日にこのレシピで茶碗蒸しに挑戦しました。めちゃくちゃ簡単でおいしかった!家族にも好評でした」「こちらのレシピのおかげで、人生最高の茶碗蒸しが家で作れました!」などなど、作った人たちからの絶賛コメントが続々と。

「今までで一番」「人生最高の茶碗蒸し」とのコメントから、どれほどおいしい茶碗蒸しなのかと期待が高まります!

では、リュウジさんが「和食屋さんにも負けないほどとろぷるでおいしい」と、自信満々で紹介している茶碗蒸しを作ってみましょう。

とろとろぷるぷる♪「至高の茶碗蒸し」の材料と作り方



【材料】2人分
卵…2個
鶏むね肉…60g
かまぼこ…薄く切ったもの6枚
しいたけ…2個
三つ葉…適量 ※青ねぎや水菜でもOK!

◆だし
水…340ml
かつお節…4g
うま味調味料…4振り
塩…小さじ1/2
砂糖…2つまみ

今回、お正月に買った干ししいたけがあったので、それを水で戻して使うことに。

【作り方】

1.三つ葉は葉と茎に分け、葉はちぎり、茎は2cm幅くらいに切ります。しいたけは軸を落としてスライス。軸は縦にスライスします。

かまぼこは薄く切ります。鶏肉は1cm角ぐらいに小さく切ります。



2.器に三つ葉の葉以外の具材を入れます。



3.小鍋に水を入れ、かつお節、うま味調味料、塩、砂糖を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせます。火加減は言っていなかったので中火にしました。



かつお節のイノシン酸とうま味調味料のグルタミン酸が、旨味の相乗効果をもたらしてくれるそうです。



沸いたら火を止め、粗熱を取ります。

4.ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でよく溶きます。

5.人肌に冷ました3を、ザルなどでこしながら4に入れて、よく混ぜます。



6.5をさらにザルなどでこします。なめらかになるよう、目の細かい茶こしを使うことに。



7.6を2に注ぎます。



8.7を蒸します。

リュウジさんは【鍋調理】と【電子レンジ調理】の2通りの蒸し方(作り方)を教えてくれたので、それぞれやってみることに。電子レンジ調理は1人分パパッと作りたいとき、鍋調理は数人分まとめて作りたいときに向いているそうです。

左の茶色の器を鍋、右の白い器を電子レンジで調理します。器はともに耐熱容器を使用。





まずは、鍋で蒸す方法から。

【鍋Ver.】

鍋にキッチンペーパーを敷き、器を入れて、器の底から1/3~半分程度まで水(分量外)を注ぎます。





水を入れたら、いったん器を取り出し、鍋を火にかけて沸かします。

沸いたところにアルミホイルでフタをした器を入れ、鍋にフタをして弱中火で10~15分蒸します。





今回は15分蒸しました。



続いて、電子レンジ。

【電子レンジVer.】

ラップをせずに器を電子レンジに入れ、600Wで1分30秒温めます。500Wなら1分50秒ほど。わが家の電子レンジは600W加熱が出来ないので、500Wで1分50秒加熱しました。

次に200Wで2分温めます。200Wで温めることで、なめらかに仕上がるそうです。

器をゆすってみて、茶碗蒸しの真ん中が動くようなら、もう少し加熱します。

…実際にやってみると、ぜんぜん固まらず。茶碗蒸しのフチ部分が固まっている程度なので、まだまだ加熱が必要です。

そこで、様子を見ながら加熱することに。

200Wで1分加熱して、様子を見る。これを3回繰り返して、やっと卵が固まりました。結局、電子レンジ加熱した時間は、500Wで1分50秒+200Wで2分+(追加)200Wで3分=6分50秒となりました。

電子レンジで加熱した後は、庫内に放置し余熱で火を通してくださいとのこと。今回は5分ほど庫内に置きました。

9.それぞれ蒸し上がった茶碗蒸しに、三つ葉の葉をのせて出来上がり。

左の白い器が電子レンジで加熱したもの、右の茶色い器が鍋で蒸したものです。


左(白い器)が電子レンジで加熱した茶碗蒸し、右(茶色の器)が鍋で蒸した茶碗蒸し。

電子レンジ加熱した茶碗蒸しは、リュウジさんの指定した時間では仕上がらなかったため、何度も加熱を繰り返して様子を見たことも影響したのか、あまり美しくない仕上がりに。


電子レンジで加熱した茶碗蒸し。


電子レンジで加熱した茶碗蒸しの表面の様子。

一方、鍋で蒸した方は、とってもきれいな仕上がり。


鍋で蒸した茶碗蒸し。


鍋で蒸した茶碗蒸しをズームアップ!表面がとってもなめらか!!

調理時間は、具と卵液を器に入れるまでの下準備に5分かかったので、鍋Ver.は5分(下準備)+15分(蒸し時間)=20分、電子レンジVer.は5分(下準備)+6分50秒(電子レンジ加熱時間)=約12分でした。

時間的には電子レンジVer.の方が短いですが、途中で何度も加熱状態を確認しながら加熱するので、けっこう手間がかかり、面倒くさかったです。

一方、鍋Ver.は電子レンジより8分ほど余計に時間はかかりますが、15分間ただ加熱するだけなので、わたし的には楽でした。その間に、他の作業をすることも出来るし。

…ということで、出来上がりの見た目と手間を考えると、わたしは、鍋で蒸す派(笑)。ただ、リュウジさんは電子レンジ調理の茶碗蒸しも、わたしが作ったものよりきれいに仕上げていました。なので、何度か作ってみて、自宅の電子レンジで作る場合の加熱時間を習得するのもいいかなと思います。

では、食べてみましょう。



まずは、電子レンジで加熱した茶碗蒸しから。


電子レンジで加熱した茶碗蒸しの様子。


電子レンジで加熱した茶碗蒸しを、すくってみたところ。

おお~、めちゃめちゃおいしい!火が通っているか少し心配でしたが、大丈夫でした。食感はなめらか。とろとろぷるぷるです。

何より、味付けがすばらしい。上品なだしの旨味とその旨味を引き立てる塩味と甘味のバランス。最高です!実際に作った人たちが、Xで「今までで一番」「人生最高の茶碗蒸し」と絶賛していたのも、納得のおいしさ。わたしにとっても、過去イチの茶碗蒸しです!

鶏肉も小さく切ったので、しっかり火が通り、ふっくらと仕上がっています。

続いて、鍋で蒸した茶碗蒸し。


鍋で蒸した茶碗蒸し。


鍋で蒸した茶碗蒸しをすくってみたところ。

やばっ、電子レンジ加熱の茶碗蒸しのさらに、さらに、さらに上を行く、なめらかさ♪とろとろぷるぷる食感がすごいです。鶏肉も電子レンジ加熱に負けず劣らず…というか、ほぼ同じふっくらとした仕上がり(笑)。とってもおいしいです。

味付けは同じなのでおいしさに違いはありませんが、こちらの方がなめらかなので、高級な感じです。お店レベルの茶碗蒸しです!


鍋で蒸した茶碗蒸しのなめらかさが、半端ない!

電子レンジVer.と鍋Ver.を比べると、出来上がりの美しさとなめらかさで鍋Ver.に軍配は上がりますが、味はどちらもおいしいです。それに鶏肉の火の通り加減もほぼ同じなので、電子レンジVer.でも十分満足のいくおいしさ。

電子レンジと鍋の両方のやり方を知っていれば、1人分作るときは電子レンジ、2~3個同時に作りたいときは鍋と、臨機応変に作り分けられると思います。

リュウジさんの「至高の茶碗蒸し」は、だしの旨味の効いた、とろとろぷるぷる食感のとってもおいしい茶碗蒸しでした。作ってみてはいかがでしょう。