デビュー戦を制したビザンチンドリーム(c)netkeiba.com

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 きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)はキャリア1戦の馬には厳しいレース。86年以降に限ると[1-1-2-24]の勝率4%、複勝率14%。18年にサトノフェイバーが勝利しているものの、後にGIを勝ったハーツクライが3着(5番人気)、カンパニーが7着(6番人気)に終わっている。

 今年はシヴァース(牡3、栗東・友道康夫厩舎)、ビザンチンドリーム(牡3、栗東・坂口智康厩舎)の2頭がジンクスに立ち向かう。前者は父モーリス、母ヴィブロス、母の父ディープインパクトという良血馬。一方のビザンチンドリームは父エピファネイア、母ジャポニカーラ、母の父ジャングルポケットという血統。こちらは曾祖母が重賞4勝のフサイチエアデールで、近親にはクロノジェネシスやノームコア、フサイチリシャールなどのGI馬が並ぶ。デビュー戦は粗削りながらも圧巻の勝ちっぷりだったが、一気の相手強化でどうなるか、今後を占う一戦となる。

 データ通りに2頭まとめて切るも良し、素質を信じて買うも良し。人気が見込まれるこの2頭が馬券のカギを握りそうだ。