2005年10月12日に行われたワールドカップヨーロッパ予選、対キプロス戦を最後に、約1年以上に渡りフランス代表から遠ざかっているバルセロナのMFルドビック・ジュリ。代表の試合があるたびに自分が呼ばれなかったことに批判を繰り返すジュリ対し、同代表のレイモン・ドメネク監督は、「その口を閉じろ!」と警告ともとれるメッシージを送るとともに、ジュリを代表に招集していないとはいえ、彼の代表でのキャリアが終わったわけではないとも説明している。

「ジュリにはその口を閉じてもらいたい。彼を呼ばないからといって、代表への扉が閉ざされたというわけではない。バルセロナとフランス代表のシステムは違う。彼のポジションは代表には存在していない。しかし、ジュリは実力のある選手だし、バルセロナでプレーしている。彼を必要とする日が来るかもしれない。だから、それまでバルセロナで良いプレーを続けて欲しいし、‘黙って待て’と彼には言いたい」。

ドメネク監督は、ジュリに対しそうメッセージを送った。

ジュリは、ワールドカップ本大会の招集メンバーから外れた際、占星術采配を行うとされているドメネク監督に対し、「自分が監督と相性の悪い星座だからなのか?(ジュリは蟹座)とにかく、なぜ自分が外れたのかをきちんと説明して欲しい」と語り、遺憾を表していた。

代表でのプレーを強く望むジュリに代表復帰の日はやってくるのだろうか?いずれにしても、バルセロナでプレーし続け、結果を残し、ドメネク監督を納得させることが大切だ。それが復帰への足がかりとなるだろう。