レアル・マドリーは、デイビッド・ベッカムと契約延長に向けての交渉を進めている。「交渉は順調」とクラブ側は伝えているが、未だ合意に達していない上、ベッカムのアメリカ行きが噂されるなど、彼の契約延長をめぐる騒動は過熱している。

しかし、クラブ側はベッカムがあと2年レアル・マドリーでプレーすることに何の疑いも持っていないようだ。

「難しいことなど何もない。ベッカムは、確実に契約を延長するだろう。もちろん彼次第であることも事実だがね。私はベッカムとも話しをしたし、あと2年はここレアル・マドリーで続けることを確信している」。

ベッカムの契約延長は難しいのでは?という質問に対し、カルデロン会長はそうコメントし、ベッカムの契約延長に絶対の自信を見せている。

同会長はさらに、「ベッカムがここでプレーを続けるよう望んでいるのは、カペッロ監督だ」と続け、経済的効果はもちろんだがスポーツ面での理由であることを強調している。

契約延長の焦点となるのは、ベッカムの年棒であるようだ。クラブ側は、イングランド代表落ち、クラブでもレギュラーの座を確保できないという現状を年棒ダウンの材料にするとも言われている。いずれにしても、来年の夏でレアル・マドリーとの契約が終了するベッカムは、年明け以降に他のクラブとの交渉が可能となる。レアル・マドリーとしては、自由契約でベッカムに出て行かれることだけは避けたいはずだ。ベッカムの契約延長に自信をみせるレアル・マドリーだが、果たして・・・今後も過熱しそうだ。