ディズニーと無関係の“初代ミッキー”ホラー映画登場、著作権失効で

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初代ミッキーマウスの著作権が失効したことから、それをテーマにしたホラー映画が製作されている。

初めてミッキーマウスが登場した1928年の白黒短編アニメーション作品「蒸気船ウィリー」が1月1日からパブリックドメイン(公的財産)入りしたことを受け、新作スラッシャー映画「ミッキーズ・マウス・トラップ」の予告編が公開された。今後、初代ミッキーマウスのモチーフを基本的に誰でも創作に使用することが可能だ。

「デスNS/インフルエンサー監禁事件」のジェイミー・ベイリーが、同作でタッグを組んだサイモン・フィリップスによる脚本をもとにメガホンをとる同新作では、ネズミの仮面をつけた殺人鬼が、ゲームセンターにいる若者達を標的にする姿を描いている。

ディズニーのスポークスパーソンは、初代ミッキーマウスがパブリックドメイン入りしたことを受けて、「より現代版のミッキーは、『蒸気船ウィリー』の著作権切れに影響を受けておらず、我々のストーリーテリング、テーマパーク・アトラクション、商品において、ミッキーは引き続きウォルト・ディズニー・カンパニーのグローバル・アンバサダーとして主役を担ってゆきます」「私たちは、もちろん引き続き現代版のミッキーマウスに対する我々の著作権を守って行き、ミッキーや我々の他のアイコニックなキャラクターたちの無許可使用により起こる消費者の混乱を避けるべく対策をとってゆく意向です」と状況を明確にした。

一方で、YouTubeで公開された「ミッキーズ・マウス・トラップ」の予告編にも、使用されているのが初代ミッキーマウスのみであり、同作がディズニーとは一切無関係であることを明記した免責条項が記載されている。