ACミラン、そしてベルルスコーニ会長の夢は‘クラック’、ロナウジーニョを獲得することであり、その夢をそう簡単に諦めることはできないようだ。イタリアでは、ロナウジーニョのACミラン行きが執拗に報じられており、ブラジル代表でロナウジーニョとともにプレーするACミランの‘クラック’、カカもロナウジーニョを熱望しているとスポーツ紙‘Gazzetta dello Sport’が伝えている。

「もし、ロナウジーニョがACミランに来てくれても、彼に嫉妬するなんてことはないよ。むしろ、ハッピーに感じるはずさ。ロナウジーニョの隣でプレーしてうれしいと思わない選手なんているかい?ACミランにはすでに素晴らしい選手が揃っている。でも、ロナウジーニョが来てくれたら、チームはもっと良くなるだろうね」。

カカはロナウジーニョにラブコールを送っている。

現在、2014年までの大型契約に向けてバルセロナと交渉中のロナウジーニョだが、まだ合意には達していない。この隙にロナウジーニョ獲得を目論むACミラン。また、ベルルスコーニ会長とロナウジーニョの兄であり代理人のロベルト・デ・アシス氏が話し合いの場を設けるというところから、ロナウジーニョのACミラン移籍の噂が執拗に報じられる形となっているが、この会談はACミランのオリベイラの姉が誘拐されたことで延期となっている。

ロナウジーニョ自身は、「バルセロナでうまくいっているし、離れるつもりはない」と常々語っている。バルセロナと延長契約が結ばれることで、この噂にも終止符が打たれることになるだろうが、果たして?