10月7日に行われたユーロ2008予選第3戦目、対スウェーデン戦に敗れ、1勝2敗勝ち点3、グループ5位と本戦出場に危険信号が灯るスペイン代表。ルイス・アラゴネス代表監督は続投の意志を伝え、スペインサッカー協会のアンヘル・マリア・ビジャール会長もアラゴネス監督に信頼を寄せていると明言しているものの、ふがいない代表の戦いぶり、そして結果にファンの怒りも頂点に達しているといったところで、アラゴネス監督の解任を求める声がファンの間では高まっている。

マルカのウェブ版‘www.marca.com’は、「アラゴネスは続投すべきか?」というアンケートを行い、月曜日(9日)、10時30分時点で約16万人の投票を集めた結果、87%(13万5000人以上)が「アラゴネスは辞めるべき」と答え、続投を求める声はたった13%にとどまった。

このアンケートでは、「スペイン代表のカオスは誰の責任か?」にも触れ、6万2000人の投票の結果では、約半数の48%が「ビジャール会長の責任である」と答え、続いてアラゴネス監督(29.55%)、代表選手達(22.45%)という結果となった。

スペインは、水曜日(11日)にアルゼンチン代表との親善試合を行うが、親善試合とはいえ勝利という結果が必要であることは確かだ。この結果はアラゴネス監督の進退に影響を与えると言えるだろう。勝利でファンを黙らせることができるのか否か、アラゴネス監督は正念場を迎える。スペイン対アルゼンチン戦は11日、現地時間22時にキックオフ予定となっている。