「“裏金”か“不記載”か報道の温度差が気持ち悪い」政治資金問題を経済の専門家はこう見る
12月15日の「おはよう寺ちゃん」（文化放送）は、金曜コメンテーターでMCPアセット・マネジメント チーフストラテジストの嶋津洋樹さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、自民党派閥の政治資金パーティー問題について意見を交わした。
岸田総理はきのう、自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、安倍派の4人の閣僚と副大臣5人全員を交代させた。新閣僚には経験者を起用し、2024年度予算案の編成作業に向け、立て直しを図る考えだ。安倍派の中枢を担う「5人衆」全員が政府と党の要職から外れることになる。
寺島アナ「自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受けた動きですが、これは、どういうふうに島津さんご覧になってますか？」
嶋津「まずどういう事実があるのか真相解明は重要だと思いますし、タイミング的に予算とどっちが重要かなみたいな気持ちもありますし、安倍派だけではなく二階派、岸田派も同じように言われてるんですけど、なぜか安倍さんのところだけ「裏金か」って書かれて他は「不記載」って書かれたり報道に温度差があるを気持ち悪いなと思ったりして、事実関係とは別にいろんな思惑があるなという印象を受けてニュースを見ています。」
寺島アナ「安倍派の4人の閣僚と副大臣5人全員を交代させた一方で、6人いる安倍派の政務官には一律での辞任は求めませんでした。これはどう受け止めますか？」
嶋津「これはやはり、もし全員やめさせてしまったら、自分のところで問題が起きたときも同じように対応するのかと言うことになりますから。」
寺島アナ「なんで安倍派だけなんだ、となりますからね。」
