かつてドルトムントで活躍をした香川真司【写真:Getty Images】

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クラブ公式のインタビューで香川が登場

 日本代表としてかつて“10番”も背負った香川真司(セレッソ大阪)は、ドイツ1部ドルトムント時代に名将ユルゲン・クロップ監督とともにブンデスリーガ2連覇を成し遂げている。

 ドルトムント公式のインタビューで、香川が当時の「心から震える」情景を回顧した。

 C大阪から2010年7月にドイツへと渡った香川。当時のドルトムント指揮官であったクロップ監督の下、怪我での離脱がありつつも8ゴールをマークし、移籍初年度の2010-11シーズンにリーグ戦タイトル獲得に大きく貢献した。翌シーズンになると、香川はリーグ戦31試合に出場し13ゴール12アシストと爆発。クラブもブンデス2連覇を達成したうえに、カップ戦タイトルも勝ち取る豪華な1年となった。

 その後、香川は2012年夏よりイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドへと完全移籍。日本人初のプレミアリーグハットトリックを達成するなど活躍の芽は見せたものの、十分な出場機会を得られず、14年に古巣ドルトムントへと復帰した。その後4シーズン半、ドルトムントでプレーした香川。2016-17シーズンには再びカップ戦タイトルも獲得するなど、高い技術でチームに貢献している。

 現在はC大阪に籍を置く香川が、長年活躍したドルトムント公式のインタビューに登場。クラブ日本語版の公式X(旧ツイッター)で、ブンデスリーガ2連覇など過去を振り返り言及した。

 そのなかで香川は、ドルトムントのホームスタジアムである「ジグナル・イドゥナ・パルク」について「あのスタジアムはやっぱり凄まじい」と、当時の情景を思い返している。

「ゴール裏だけで2万5000人入って、ウォーミングアップであのグラウンドに立ち踏み入れた瞬間、それだけで鳥肌が毎試合立っていました。ホームゲームもやはり、それは時間が経とうと関係なしに、心から震えるじゃないですけど、本当にすごい鳥肌が立って、『これが僕たちのホームなんだ』というのをすごく誇りに感じながら…。試合に迎えたなという意味ではあのスタジアムの雰囲気は一生忘れられない。これぞサッカーの、ホームチームの雰囲気なんじゃないかというのを感じさせてくれる後押しでした」

 歓喜の瞬間の思い出を回顧する香川の笑顔は、どこか当時の懐かしさも感じていたのかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)