Jリーグは7日、「2023 J2リーグアウォーズ」を開催した。最優秀ゴール賞には、清水エスパルスMF乾貴士が第25節・大分トリニータ戦(○2-1)で決めた得点が選ばれた。

 清水は同試合、1-1で迎えた後半18分にカウンターを仕掛けると、乾が自陣ハーフウェーライン付近でボールを受けてそのまま前進。味方の攻め上がりを見ながら、最後は自ら右足を振ってゴールに突き刺した。ペナルティエリア手前からの豪快ミドル。ゴール右上の隅を突く、乾らしい芸術弾だった。

 乾は最優秀ゴール賞に輝いた自身の得点を「相手がどう来るのかを見ながら、味方がどこを走っているのか、どのタイミングで出せるのかを考えてドリブルをしていて、結局パスを出すタイミングがなくなってしまい、相手がズルズル下がってくれたので、最後は思い切って打った」と振り返る。ただ、「みんなで勝ち取ったゴール。昇格に繋がらなかったことだけが残念です」とし、悔しさを露わにした。