チームの低調なパフォーマンスに批判が集まるバルセロナ。そして、そのチーム不調の責任を1人で負わされている感のあるロナウジーニョ。確かにシーズン序盤では、彼本来のレベルからはほど遠いプレーをしていることは否めない。だが、地元ラジオ局‘RAC 1’のインタビューを受けたレオ・メッシは、ロナウジーニョをきっぱり擁護している。

「ロニーの調子は決して悪いとは思えないし、チームのためにしっかりやっているよ、プレーでも練習でもね。世界最高の選手であるロニーについて批判したり、あれこれ言うなんて、なんでか分かんないよ」。

批判の矢面に立たされているロナウジーニョをそうかばった。ロナウジーニョにも好不調があって当然だ。だが、周囲があれこれ言うのはそれだけロナウジーニョのプレーに期待しているという証拠でもある。

また、サミュエル・エトーの長期戦線離脱で、ライカールト監督の中にはメッシがエトーの代わりを務めるという選択肢もあるようだ。

「試合中、サミュ(エトー)とは頻繁にポジションチェンジをしながらプレーしていたし、問題ないと思う。もちろん、サミュのポジションにグジョンセン、サビオラ、エスケーロが務めることになったとしても同じようにプレーできるよ」。

そう語ったメッシ。今シーズン、彼はこれまで3ゴールをマークしているが、彼の目標は昨シーズンの8ゴールを上回ることにあるようだ。「僕はストライカーじゃないけれど、昨シーズンのゴール数は上回りたいね」とゴールへの意欲も除かせた。彼のゴールがエトー不在の穴を埋め、バルサの勝利に貢献することは間違いない。