【阪神】広島にＣＳファイナルSで先勝！「シリーズ男」となれるか 注目集める「若虎の名前」
森下はフルスイングが持ち味とされる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
セＣＳファイナルステージ（６試合制・４勝先勝）が１０月１８日に阪神の本拠地・甲子園で開幕。リーグ優勝の１勝のアドバンテージを持つ阪神が広島を４−１と下し、２勝先勝となった。
大きかったのは、若虎の躍動にもある。
【動画】見たか！４回一死、森下は九里のスライダーを完璧に捉え、同点ソロを放つ
０−０で迎えた４回に広島・秋山翔吾の犠飛で先制を許した直後、４回一死で打席に入った森下翔太はフルカウントまで追い込まれながら相手先発、九里亜蓮のスライダーを振りぬき、左翼スタンドに放り込んだ。好投手どうしの投げ合いと重苦しいムードが漂う中、価値ある同点ソロ、一閃で球場の雰囲気を変えてみせた。
１−１と同点に追いついたチームは５回一死一、三塁から先発の村上頌樹が適時二塁打を放ち、チームを勢いづける。この回は近本光司の適時打を含め、一挙３点を奪い、流れを再び引き寄せた。
今季ルーキーイヤーながら、９４試合に出場、打率・２３７、１０本塁打、４１打点と存在感を示した森下もシーズン終盤は打撃不振に苦しんだ。
９月２９日に行われたＤｅＮＡ戦（横浜）では無死満塁の好機で三振に倒れ、ベンチで涙したシーンも大きな注目を集めた。
打撃に迷いが生じていた若虎を百戦錬磨の岡田彰布監督も見逃さなかった。宮崎で行われているフェニックスリーグに送り込み、徹底的に実戦経験を積ませることで、勝負に臨めるフォームを取り戻させた。
元々対広島とは対戦打率・３２８と相性も良く、戦前から�牘△離�ーマン�瓩箸盡�られていた。何よりルーキーが一発を放てば、シーズン中も勝利を収める確率は高く、チームを勢いづかせることはわかっていた。
短期決戦には欠かせないとされる「シリーズ男」に息を吹き返したルーキーが名乗りをあげるか。１９日に行われる第２戦の活躍も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
