日曜日(10月1日)にポーツマス戦を控えたトッテナムのFWミドは、元イングランド代表のDFソル・キャンベルを「過去対戦した中で、一番簡単だった相手」と酷評した。

 今夏ローマからトッテナムに完全移籍したミド。レンタルで在籍した昨シーズンは11得点を記録し、スパーズの得点源として活躍したが、今シーズンはここまで無得点。さらに、スタメン出場したUEFAカップのスラビア・プラハ戦(28日)でも、決定的なチャンスを外し続けた。しかし、このエジプト代表FWは、「プレミアで得点できると分かっているからこそ、トッテナムへの完全移籍を選んだ」と豪語。得点力の再証明に、元アーセナルのキャンベルが最終ラインに君臨するポーツマスは、格好の相手だという。

「スラビア戦では決定機を外してしまったけど、リーグ戦とUEFAカップは違う。僕たちにとって、週末のポーツマス戦は重要な試合だ。でも、向こうのディフェンスにはソル・キャンベルがいるんだろ? 彼はこれまで対戦した中でも、一番簡単な相手だったね。彼に対する恐れはまったくない。楽勝だ」

 シーズン開幕後、1勝1分4敗で17位に沈むトッテナム。さらに、新加入のブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフをケガで欠き、リーグ戦で433分間無得点を続けるだけに、23歳のエジプト人の活躍は不可欠だ。アヤックス在籍時代と、昨年10月のノースロンドンダービーの2度の対戦で、アーセナル時代のキャンベルを苦しめた実績を持つミド。“お得意様”との対戦で、前評判とは裏腹に低空飛行を続けるチームを救えるだろうか。