チャンピオンズリーグ第2戦、アウェイで行われたベルダー・ブレーメン戦の65分にバルセロナのFWサミュエル・エトーが右膝を負傷、そのまま担架で運ばれ退場した。バルサのチームドクターの初診によると、エトーは半月板を損傷しているとのことで、2〜3ヶ月の戦線離脱となる模様だ。

「エトーは右膝の半月板の外側を損傷している。明日(28)、バルセロナで精密検査を行った後はっきりとした診断が下されることになる。初診通りであれば、復帰までに2〜3ヶ月かかるだろう」。

プルーナ医師は試合後にエトーの症状をそう説明。また、同医師によるとエトーは、靭帯は痛めていないとのことだ。

今週土曜日(30日)にはアウェイでのアスレティック・ビルバオ戦を控えるバルサ。もちろんエトーは出場する気持ちでいたに違いない。松葉杖姿で現れたエトーは空港に向かう前に「サン・マメスに行くつもりさ」と皮肉を込めた。

「落ち込んではいないし、大丈夫だ。手術が必要かどうか検査の結果を待つしかないよね。バロンドール?それは受賞できる時には受賞できるものだよ。それよりもチームメイトといる時間を失うこと、チームを助けることができないことの方がつらいよ。ドクターの診断は間違っていないと思う。でも、リハビリは僕自身にかかっている。まずは、ドクターの話しを聞いてリハビリの計画を立てないといけないね。寝ないでやる必要があるのなら、そうするよ」。

気丈さを見せたエトーは、一刻も早く復帰することに気持ちを切り替えているようだ。

これからリーガではレアル・マドリー戦(10月22日)、チャンピオンズリーグではチェルシーとの連戦(10月18日、31日)など大一番を迎えるバルサにとって、リーガ4試合で4得点、チャンピオンズリーグ初戦でも1得点と好調さをキープしているエトーの欠場はかなりのダメージとなることは明らかだ。バルサにとってエトーの戦線離脱は、ブレーメン戦での引き分け以上に最悪なニュースとなったことは間違いない。