久保建英ら欧州サッカー日本人選手79名の所属クラブリスト 23−24シーズンは誰がどこでプレー?
世界のサッカーの中心地、欧州各国リーグへ日本の実力者たちが続々と向かっている。新シーズンがスタートし、もはや数えきれないほどの選手がプレーしているが、誰がどこに所属しているのか整理し観戦の助けとしたい。UEFA カントリーランキング上位リーグの1部と2部のクラブに所属する主な日本人選手79名のリストをチェック!
5大リーグをはじめ、欧州各国リーグで日本人選手たちが活躍している
遠藤航(MF/リバプール)
三笘薫(MF/ブライトン)
冨安健洋(DF/アーセナル)
坂元達裕(MF/コベントリー・シティ/2部)
三好康児(MF/バーミンガム/2部)
中山雄太(DF/ハダースフィールド/2部)
ブンデスリーガ開幕直前に急転直下でシュツットガルトからリバプールへ移籍が決まった遠藤航はビッグサプライズ。昨季、ブライトンでブレイクした三笘薫は、プレミア2年目でさらなる飛躍の予感を感じさせる。アーセナルの冨安健洋は昨季ケガで後半戦を棒に振っただけに、今季はケガなく存在価値を示したい。3人の日本人対決は要注目だ。
スペイン(同2位)
久保建英(FW/レアル・ソシエダ)
橋本拳人(MF/ウエスカ/2部)
昨季の久保建英はファン投票でシーズンMVPに選ばれる大活躍。今や得意のドリブル突破から攻撃の違いを生み出せる、レアル・ソシエダ最大の武器となっている。今季はダビド・シルバの引退により、久保への期待と負担はさらに増えるだろう。憧れの舞台であるチャンピオンズリーグ(CL)でどんなパフォーマンスを披露するのか注目したい。
ドイツ(同3位)
浅野拓磨(FW/ボーフム)
奥川雅也(FW/アウクスブルク)
堂安律(FW/フライブルク)
原口元気(MF/シュツットガルト)
伊藤洋輝(DF/シュツットガルト)
板倉滉(DF/ボルシアMG)
長谷部誠(DF/フランクフルト)
林大地(FW/ニュルンベルク/2部)
奥抜侃志(FW/ニュルンベルク/2部)
上月壮一郎(FW/シャルケ/2部)
町野修斗(FW/キール/2部)
伊藤達哉(FW/マクデブルク/2部)
遠藤渓太(MF/ブラウンシュヴァイク/2部)
田中碧(MF/デュッセルドルフ/2部)
アペルカンプ真大(MF/デュッセルドルフ/2部)
内野貴史(DF/デュッセルドルフ/2部)
室屋成(DF/ハノーファー/2部)
堂安律や浅野拓磨、板倉滉、伊藤洋輝といった日本代表選手をはじめ、2部も合わせると17人と多くの日本人が活躍するドイツ。昨季5位と惜しくもCL圏内を逃した堂安所属のフライブルクだったが、今季はヨーロッパリーグ(EL)に挑戦する。そして今季も現役続行となった39歳の長谷部誠が、新監督の下でどんなシーズンを送るのかも注目。さらにキールへ町野修斗、ニュルンベルクへ林大地と奥抜侃志(かんじ)が移籍するなど、2部の日本人選手からも目が離せない。
イタリア(同4位)
鎌田大地(MF/ラツィオ)
フランクフルト退団が発表されてから、なかなか新天地が決まらなかった鎌田。最終的に選んだのはセリエAのラツィオだった。かつては中田英寿や名波浩、中村俊輔、長友佑都、本田圭佑など、多くの日本人が活躍してきたイタリアだが、今季は鎌田のみとやや寂しい。第3節、アウェーのナポリとのビッグマッチで決勝点を決め、早速その実力を見せつけた。
フランス(同5位)
伊東純也(FW/スタッド・ランス)
中村敬斗(FW/スタッド・ランス)
南野拓実(FW/モナコ)
オナイウ阿道(FW/オセール/2部)
昨季、攻撃の中心としてチームを牽引した日本代表の伊東は、今季も大黒柱として活躍するだろう。そんなスタッド・ランスに同じく日本代表の中村が加入。伊東との両翼でリーグ・アンの猛者を相手に大暴れを期待したい。また、トゥールーズでプレーしていたオナイウは、2部のオセールへと活躍の場を移した。
オランダ(同6位)
上田綺世(FW/フェイエノールト)
小川航基(FW/NEC)
佐野航大(MF/NEC)
斉藤光毅(MF/スパルタ)
菅原由勢(DF/AZ)
長田澪(GK/フォレンダム)
最大の注目は、上田綺世が昨季王者のフェイエノールトにクラブ史上最高額の約1000万ユーロ(約15億円)の移籍金で加入したことだ。早速第4節でゴールを記録し、チームへスムーズに適応しそうだ。ほかにも代表組の菅原由勢はもちろん、小川航基、斉藤光毅など、今後代表に選ばれる可能性もある選手たちの活躍も楽しみだ。
ポルトガル(同7位)
守田英正(MF/スポルティング)
相馬勇紀(MF/カーザ・ピア)
藤本寛也(MF/ジル・ヴィセンテ)
渡井理己(MF/ボアヴィスタ)
行友翔哉(MF/ファマリカン)
中村航輔(GK/ポルティモネンセ)
三浦知良(FW/オリヴェイレンセ/2部)
小枇ランディ(FW/オリヴェイレンセ/2部)
永田滉太朗(MF/オリヴェイレンセ/2部)
小久保玲央ブライアン(GK/ベンフィカB/2部)
昨季から名門スポルティングに加入した日本代表の守田英正は、不動のレギュラーボランチに定着し、CLの舞台も経験。欠かせない戦力として今季も間違いなく活躍するはず。代表組では相馬勇紀が1月にカーザ・ピアへ期限付き移籍で加入し、第18節に1ゴール1アシストの活躍。今季終了まで期限を延長した。また、昨季2月に2部のオリヴェイレンセへ期限付き移籍していたカズは、今季も期限延長でプレーを継続している。
ベルギー(同8位)
岡崎慎司(FW/シント=トロイデン)
伊藤涼太郎(MF/シント=トロイデン)
藤田譲瑠チマ(MF/シント=トロイデン)
山本理仁(MF/シント=トロイデン)
小川諒也(DF/シント=トロイデン)
橋岡大樹(DF/シント=トロイデン)
シュミット・ダニエル(GK/シント=トロイデン)
鈴木彩艶(GK/シント=トロイデン)
安部柊斗(MF/モレンベーク)
川辺駿(MF/スタンダール・リエージュ)
本間至恩(MF/クラブ・ブルッヘ)
松尾佑介(MF/ウェステルロー)
三竿健斗(MF/ルーヴェン)
森岡亮太(MF/シャルルロワ)
町田浩樹(DF/サン=ジロワーズ)
渡辺剛(DF/ヘント)
谷晃生(GK/デンデル/2部)
総勢17人と、ドイツと並んで多くの日本人がプレーするベルギー。なかでも日本人選手の海外移籍先としてお馴染みになったシント=トロイデンには8人もの選手が所属。今季から伊藤涼太郎、藤田譲瑠チマ、山本理仁、小川諒也、鈴木彩艶の5人が加入している。また、そのほかにもモレンベークに安部柊斗、デンデルに谷晃生が加入。今季も多くの日本人選手の活躍が期待される。
スコットランド(同9位)
古橋亨梧(FW/セルティック)
前田大然(FW/セルティック)
旗手怜央(MF/セルティック)
岩田智輝(DF/セルティック)
小林友希(DF/セルティック)
小田裕太郎(FW/ハーツ)
田川亨介(FW/ハーツ)
昨季までアンジェ・ポステコグルー(現トッテナム監督)が指揮していたセルティックには今季も5人の日本人選手が所属。プレミアリーグへの移籍が囁かれたエースの古橋亨梧だったが、新たに4年契約を結んだ。そして第4節のオールドファームダービー(レンジャーズ対セルティック)で決勝ゴールを決め、今季も絶対的なエースとしてチームを牽引しそうだ。
オーストリア(同10位)
二田理央(FW/ザンクト・ペルテン/2部)
財前淳(MF/グラーツァー/2部)
佐藤岬(MF/ドルンビルン/2部)
ハーフナー・ニッキ(DF/SVリート/2部)
かつてはザルツブルクに宮本恒靖や三都主アレサンドロ、記憶に新しいところでは南野拓実や奥川雅也が所属。昨季はリンツで中村敬斗(スタッド・ランス)が活躍するなど、オーストリアは日本人選手の活躍の場としてお馴染みのリーグの一つとなっていたが、今季はトップリーグにはひとりも所属なし。2部のSVリートには名古屋グランパスや年代別代表でも活躍したハーフナー・ニッキが今季から加入している。
<その他の主な日本人選手>
スイス(同13位)
鈴木冬一(MF/ローザンヌ)
瀬古歩夢(DF/グラスホッパー)
常本佳吾(DF/セルヴェット)
デンマーク(同17位)
鈴木唯人(MF/ブレンビー)
クロアチア(同19位)
金子拓郎(MF/ディナモ・ザグレブ)