前走のオークスは13着に沈んだエミュー(ユーザー提供:mailaさん)

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 紫苑ステークス(3歳牝・GII・芝2000m)はオークス組が強いレースだ。重賞に昇格して以降の7回で、前走がオークスだった馬は[4-4-4-20]の勝率13%、複勝率38%。20年以降は3連勝中で、21年はワンツー、22年はワンツースリーフィニッシュだった。オークス組を無視して紫苑Sの馬券は取れないといっても過言ではないだろう。

 今年の該当馬はエミュー(牝3、美浦・和田正一郎厩舎)とヒップホップソウル(牝3、美浦・木村哲也厩舎)の2頭だ。エミューはフラワーCの覇者。桜花賞とオークスでは2桁着順に終わったが、今回は唯一の重賞ウイナーとなるだけに、恥ずかしい競馬はできない。一方のヒップホップソウルはフラワーCの2着馬。続くオークスでも6着に健闘している。ここで初タイトルを手にして、秋華賞に弾みをつけたいところだ。

 オークス組の4連勝、そして3年連続のワンツーなるか。今年の2頭も大いに期待できることは間違いない。