勢いならメンバー中一番のモリノドリーム(昨年9月撮影、ユーザー提供:ほてらみさん)

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 2連勝中のモリノドリーム(牝4、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)で重賞初挑戦初制覇に挑む。

 モリノドリームは父モーリス、母グロリエッテ、母の父アドマイヤムーンの血統。母の半兄には10年函館2歳Sを制したマジカルポケットがいる。ここまで12戦4勝。デビューから7戦連続で3着以下だったが、芝1200mに転じて激変した。未勝利、1勝クラスを連勝すると、続く2勝クラスは現オープンのサトノレーヴから2馬身差の2着。その後、8カ月の休養から今夏に復帰すると、2勝クラスと3勝クラスを連勝。一気にオープンへと駆け上がってきた。

 今回は重賞初挑戦とあって、一気の相手強化となる点が最大のポイント。さらに過去4勝が全て洋芝とあって、1分7秒台の時計に対応できるかどうかもカギとなるが、未知の魅力はたっぷりだ。強豪を撃破し、スプリンターズSの有力候補に浮上しても驚けない。