昨年の朝日杯FSを制したドルチェモア(ユーザー提供:水軍さん)

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 昨年の朝日杯FSを制したドルチェモア(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)が、セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)で復活を目指す。

 ドルチェモアは父がルーラーシップ、母が桜花賞馬のアユサン、母の父がディープインパクトという血統。デビューから新馬、サウジアラビアRC、朝日杯FSと3連勝。当然、3歳となった今年も期待されたが、春はニュージーランドTが7着、NHKマイルCが12着、安田記念が18着と苦戦が続いた。

 不振脱却を図り、今回は初のスプリント戦に挑む。適性は未知数だが、以前は先行力を武器にしていたので、対応できても不思議はない。ルーラーシップ産駒はJRA重賞を28勝しているが、芝1200mでは19年葵Sのディアンドルの1勝のみ。牡馬&セン馬に限ると1400以下では15戦0勝だが、ドルチェモアがエポックメイキングな勝利を挙げることができるか。2歳マイル王の待望の復活Vを期待したい。