第52回
日本プロ野球界屈指の人気マスコット、東京ヤクルトスワローズで活躍するつば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる〜く答えていきます。

【お悩み】
キャリア20年、フリーのデザイナーです。八方美人というのか優柔不断というのか、「断る勇気」がなくて、依頼された仕事をなんでも受けてしまうものの、以前のような体力もなく、あとで猛烈な苦労を強いられます。角が立たずに断る方法を教えてください!(えぇかっこしい・東京)

ことわるゆうきを てにいれたら、かどがたつこと わすれずに!

――「一度依頼を断ったら、もう二度と仕事のオファーがこなくなるかも......」と考えるフリーランスの方も多いと思います。

つば九郎 でも、なんでもかんでもうけることができないのなら、やっぱり「ことわるゆうき」をもつこともたいせつ。

――相談者の方は、自らを「八方美人」「優柔不断」、そして「えぇかっこしい」と言っていますけど、それでも角が立つことを恐れずに断る勇気が必要でしょうか?

つば九郎 なんでもしごとをうけるっていうことは、ほかのひとがいやがったり、めんどうだったり、みんながことわるしごとをおしつけられているのかも?

――なるほど、「アイツなら断らないだろう」ということで、面倒な仕事やギャランティの安い仕事を押しつけられている可能性もありますね。

つば九郎 きゃりあ20ねんで、それなりのべてらんなんだから、じぶんのかちをたかめるためにも、「ことわるゆうき」がたいせつだとおもう。じぶんのぎじゅつにじしんがあるのなら、ゆうきをもってことわってみては?

――仮に自信がなかったり、生活のためにどうしてもお金が必要だとしたら、現状を受け入れて、そのまま仕事を受け続けたほうがいいでしょうか?

つば九郎 しごとがさっとうするということは、みんなからのしんらいもあるはずだから、じしんをもっていいとおもうけど。それでもふあんだったり、「きらわれたくない」というおもいがつよいのなら、いまのままでもいいんじゃないかな? どうしてもたいりょくてきにきついのなら、しょうじきにいえばわかってもらえるはず。