世界水泳に出場している池江璃花子【写真:ロイター】

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世界水泳福岡・競泳

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は27日、競泳の女子100メートル自由形予選が行われ、6年ぶりに出場した池江璃花子(横浜ゴム)が54秒67で組5着。全組が終わり16番手で準決勝進出が決定した。17番手の選手とはわずか0秒07差という僅差だった。23日の女子100メートルバタフライは予選敗退。今大会個人4種目のうち今回が2種目めだった。

 8組中、第7組に登場した6レーンの池江は客席から多くの拍手を受けてスタート。50メートルをターンすると、ひと際大きな歓声が響いた。

 23日の女子100メートルバタフライ予選で58秒61の組7着。「今までに経験したことのない緊張を感じた」と、全体17番手で16人が進める準決勝進出を逃した。同日は女子4×100メートルフリーリレーの予選と決勝にも出場し、日本は8位。26日の混合400メートルメドレーリレー決勝では7位入賞に貢献した。今大会はすでに5レースに出ていた。

 19年2月に白血病を公表。過酷な闘病を経て、約1年後にプールに戻ってきた。21年日本選手権は涙の4冠。東京五輪はリレー3種目に出場し、女子4×100メートルメドレーリレーで決勝進出に貢献した。

 16人で争う女子100メートル自由形準決勝は27日夜。池江は28日の50メートル自由形、29日のバタフライにもエントリーしている。

(THE ANSWER編集部)