キッチュこと俳優の松尾貴史さんが7月21日の大竹まことゴールデンラジオに登場。大竹も大変お世話になった上岡龍太郎の思い出を語った。

大竹「いろんなことが思い出されますね。上岡龍太郎さんがお亡くなりになりました。上岡さんと前にラジオで喧嘩したって?」

松尾「2回。(笑)いや喧嘩って言ったって、上岡さんが僕をまさぐっていじくっただけで、僕は若いから、抵抗するすべがないから、理屈で一生懸命返したら、上岡さんは理論と詭弁で外堀を埋めて、僕を突っついて遊んだっていう。」

室井「何がテーマで喧嘩したの?」

大竹「テーマっていうよりも、その当時キッチュはね、松尾貴史さんは世に出始めて、あちこちでブイブイ言わせてて。」

松尾「(笑)言わせてないです。僕の番組に来て暴れたんですよ。上岡さんは桂雀々さんとラジオ大阪で番組をなさってて、「キッチュの番組に呼ばれてるから、行っていじめたろうかな」みたいなことをおっしゃったらしいんです。」

大竹「それで俺は上岡さんに「やめなさい、そういうことは」みたいに言ったのよ。そしたら上岡さんは「あいつは杭を打った方が出てくるんだよ」みたいなことを言ってたの。で、その前に、上岡さんは俺が生意気だってどっかで言ったらしくて…」

松尾「それ僕のラジオで言ってたんです。毎週、僕が知り合いを電話でつないでしゃべってて、次の回かその日か忘れましたけど、大竹さんが電話ゲストだったんですよ。そしたら上岡さんが「東京の役者でしょ?そんなん、しょうもない奴ですわ」ということをおっしゃって。」

大竹(笑)

松尾「その後だったと思うんですが、ある漫画家の方が電話ゲストでお出になって「上岡さんには作品を読んでいただいたことあります」って言ったら、「僕、覚えてないからしょうもないマンガ描くやつでしょ」とおっしゃったから、「それは失礼じゃないですか」って言ったら、「何が失礼や!コラ!」って始まったんですよ。多分きっかけを探してらっしゃったんだと思うんですけど。」

室井「ちゃんと喧嘩したの?」

松尾「いや、ちゃんとできてないですよ。ただ単に先輩に歯向かってるだけで。」

室井「でもすごいよ。ちゃんと勝負したろか!と思ったんでしょ?」

松尾「思ってないですよ。なんとか自分の立場を守りたかっただけで。」

室井「言わせてもらうと、大竹さんとキッチュさんは、多分年上から見たら同じ種類の“生意気さ”があるのかもね。」

松尾(笑)

このあと松尾貴史さんが、引退した上岡龍太郎さんがあるステージに上がったエピソードを語ります。気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。