昨年の函館記念は2着だったマイネルウィルトス(ユーザー提供:ななしさん)

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 古豪マイネルウィルトス(牡7、栗東・宮徹厩舎)が函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)でJRA重賞初制覇を狙う。

 マイネルウィルトスといえば何と言っても一昨年の福島民報杯が思い出される。不良馬場を味方に付けて、2着に1秒8差の圧勝。陣営が同年の凱旋門賞に登録したほど、インパクトのある走りだった。その後は勝利こそないが、重賞ばかりを走って2着が3回。タイトルは手の届くところにある。

 今回は昨年の函館記念(2着)以来の実戦。常識的には厳しいが、もともと休み明けは得意なタイプだ。ここで勝てば、86年以降の平地重賞に限ると、93年有馬記念のトウカイテイオーと並び、史上6位タイとなる中51週でのJRA重賞V。記録にも記憶にも残る初タイトル獲得を期待したい。