ショート動画共有サービスのTikTokが、ついに音楽ストリーミングサービス「TikTok Music」を開始しました。

↑今のところブラジルとインドネシアだけ。いつか日本にも?(Image:TikTok)

 

昨年8月にも噂が報じられていましたが、ようやく実現したかっこうです。ただし、今のところ提供地域はブラジルとインドネシアの2か国に限られています。

 

この「TikTok Music」は、すでにあるTikTokアカウントと同期でき、楽曲の試聴やダウンロード、共有などを行えます。開始時点ではユニバーサル・ミュージック・グループ、ワーナー・ミュージック・グループ、ソニー・ミュージックなど大手レコード会社の曲が提供されています。

 

他のサービスとの違いは、ユーザーがTikTok動画で流行った曲を見つけやすいように、曲をお勧めしたり、パーソナライズされた(その人に合わせた)リストを提供すること。また友達と共同でプレイリストを作成したり、他のプラットフォームから音楽ライブラリをインポートしたり、歌詞検索で曲を探したりもできます。

 

iPhoneのShazamのように、聴いている音楽を特定する機能もあり。さらにSNS機能もあり、曲やアルバムへのコメントを通じてユーザー同士が交流することも可能。そしてTikTokアプリのように、縦にスクロールして好きな曲を見つける機能もあると報じられています。

 

ブラジルでの月額料金は3.49ドルで、現地のApple Musicと同額のようです。ほとんどの音楽ストリーミングは、各市場に合わせて価格を調整しているため、もしも日本に来れば月額1,000円程度になるのかもしれません。

 

すでにSpotifyの加入者数は約2億人(うち有料会員は4400万人以上)、Apple Musicは8000万人以上(同3200万人以上)を抱えているとの調査結果もあります。後発のTikTokが挑戦するのは厳しそうですが、動画共有サービスで勝ちえた10代の人気が活路を開くのかもしれません。

 

Source:TechCrunch
via:9to5Mac