ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の製作発表が22日に都内で行われ、堂本光一、観月ありさ、森公美子、鈴木ほのか、芋洗坂係長、岸祐二、彩吹真央、小堺一機 小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生、ウォーリー木下(日本版演出)が登場した。

左から堂本光一、観月ありさ

同作はロアルド・ダール氏による同名小説のミュージカル化作。ウィリー・ウォンカ(堂本光一)の工場では、世界の子供達に愛されるウォンカ・チョコレートが生産されていたが、その製作工程は秘密となっていた。 ウォンカ・チョコレートのうち5枚だけ入っているゴールデンチケットを手に入れた子供は工場に招待され、そのうち1名には素敵なご褒美がもらえることに。工場に招かれたチャーリーら5人の子供とその家族は、ウォンカの案内で、信じられないような、驚くべき体験をする。

チャーリーの母親で、夫を亡くし貧しくも家族を必死に支えるバケット夫人役には観月ありさが決定。「ミュージカルは今回2作目なので、とにかく皆さんの足を引っ張らないようにやりたいなと思っております。おもちゃ箱をひっくり返したような世界観の中で、癒やし的な存在になればいいなと思っております」とコメントする。

主演の堂本との共演については「バラエティとか歌番組などではあるんですが、こうしてお芝居をさせていただくのは初めて」と明かす。堂本主演の『Endless SHOCK』も観に行ったとのことで、「本当に豪華で、とにかく光一さんの身体能力の高さを感じる舞台でした。あっというまに3時間経ってしまって、飽きることのない舞台だなと思って、とても感動して見させていただきました。そんな光一さんと今回ご一緒できるというのはとても光栄だなと思っています」と語る。初の帝国劇場について「ミュージカルの聖地というようなイメージです。初めて立たせていただくんですが、本当にわからないことだらけですので、皆さんに色々と聞きながら、千秋楽まで乗り切っていきたいなと思っております。この歴史の長い劇場に立てるということに感謝しておりますし、自分の中の経験としても、今後に生かしていけるような作品になればいいなと思っています」と意気込んだ。

堂本は観月に対し「帝劇で『SHOCK』をご覧いただいたんですよ。楽屋にお越しいただいて、今も思ってることを素直に言っていいですか? 隣に並びたくないです」ときっぱり。爆笑が起こると、「何を笑ってんですか!? 今は何を笑ったんですか!?」と追及し、「見たらわかるでしょう!」と怒ったようなパフォーマンスも。改めて「スタイルが良すぎて、もうこれは隣に並ぶの大変だと思って。本当に素晴らしいですね」と称えると、観月は「でも、並ばせてください」とお願い。堂本は「ステージ上では、直接的なやり取りって、もしかしたらそんなに多くはないかもしれないですけど、楽しみですよね。観月さんも長いことやってらっしゃるから、拝見してましたし、みんなで稽古場でいろんな苦労とかを経験しながら積み上げていくのが楽しみだなと思っています」と語った。

公演は10月に東京・帝国劇場、その後2024年1月に福岡・博多座、1〜2月に大阪フェスティバルホールでの上演を予定している。