50代暮らし上手が「手放してよかったもの」。来客用布団や重い寝具はもういらない
重くてかさばるため、収納に困っている人も多い「布団」。カバーなども含め、洗い替えや管理の手間もかかりますよね。ここでは、現在50代の整理収納コンサルタント・瀧本真奈美さんに、布団のもち方と手放したものを教えてもらいました。
50代の布団のもち方と手放してよかったもの
長い主婦歴の中で、悩みが多かったのが「寝具の管理と収納」でした。家族分の布団と、季節ごとに必要なものと、それぞれのカバーリング、さらにはいざというときに必要な来客用寝具。洗濯はもちろん、交換も買い替えも必要ですし、季節外のものは上手く収納ができない。
さまざまなエラーを繰り返して、たどり着いた50代の今の布団のもち方と手放したものについて書いてみました。
●1.カバー類は洗い替えをもたない
以前は洗い替えの布団カバーやシーツをもつことが普通だと考えていました。なので、人数×2 +αの枚数をもっていた時期もあります。
もしも洗ったあと、乾かなかったら…という心配がありましたが、今は朝いちばんに洗えば、室内干しでも夜には乾いているし、いざとなればサッと乾燥機にかけることもできるので、洗い替えをもたなくなりました。
買い替えもラクで、収納スペースの必要もなくなり便利になりました。
●2.季節で変えることをやめた
以前は、夏布団、冬布団、夏用のシーツ、冬用のシーツなど季節で替えるものも多くありましたが、オールシーズン使うカバーリングにして、季節で替えることを止めました。掛け布団は、羽毛布団をオールシーズン使っています。
夏の寝室はエアコンが必須なので、昔に比べて肌布団じゃなきゃ眠れない、ということがなくなったことが理由です。年間を通して同じものを使い、冬に毛布と暖かい敷きパッドをプラスするだけ。季節外に使わないものの収納に困ることもぐんと減りました。
●3.来客用布団はもたない
以前は、来客用布団を持っていましたが、そこまで必要になるタイミングがなかったので手放しました。
子どもたち家族も急に泊まりに来ることはないのですが、家族用に少しだけ予備をもっています。圧縮管理をして、定期的にクリーニングに出しますが最低限の量。たりないようなら、一部分をもってきてもらうのもありかなと考えています。
●4.大きいサイズ、重い寝具をもたない
以前に比べて体力も落ち、力もなくなっているのでセミダブルサイズ以上は絶対にもたないと決めています。
畳む、広げるなどの動作が無理なくできるサイズ、そして移動させられる重さは、年齢により変わってくると思うので、自分が扱えることを基準にもつもの、手放すものを決めています。
●5.こたつなし生活で、こたつ布団もなし
股関節を悪くしてから床に座ることを避けるため、こたつのない生活になりました。ないと困ると思っていたこたつですが、慣れると意外にメリットがあります。
その中の1つが、こたつ布団の収納に困らなくなったこと。こたつのない季節にはまったく必要がなくなるにも関わらず、結構収納スペースを取ってしまうので厄介でした。
ほかにも洗濯や買い替えにも悩むことが多かったのですが、今はそれらから解放されとてもラクになっています。
これらが、わが家の今の布団のもち方、手放したものです。ライフステージにより違いがあるかもしれませんが、「こうするのが当たり前」と思っていたことが、時代も変わり自分たちも変わる中で、絶対ではなくなってくる場合もあると思います。
今後も見直しを繰り返して、身軽な暮らしをしていきたいと思っています。