貯蓄を増やすなら、まずは財布から変えてみては。今回は年間貯蓄額100万円を達成した3人の貯め上手、H.Fさん、もくさん、C.Mさんに貯まる財布術を聞きました。

【ケース1】メイン+食費財布で予算オーバーを解決

浪費家だったというH.Fさんは、メイン財布と食費財布の2つを使い分け。

「生活費をまとめて持っていると、つい使いすぎてしまって…。食費専用の財布をつくったら、使えるお金はこれだけ! とひと目でわかるようになり、衝動買いが減りました」

さらに、スマホの買い物メモどおりに買い物することで、食費の予算オーバーを完全に防げるのだとか。「この方法にしてから、年間で100万円貯金できるようになりました」

●財布の残金で食費をざっくり管理

食費財布に月の予算2万円を入れて管理。「あといくら使えるのかすぐわかるので長財布を愛用。財布の残金で把握する、家計簿いらずのざっくり管理で食費をキープできます」

世帯年収:650万円
年間貯蓄額:100万円

【ケース2】レシートケース使いで年間100万円の貯蓄達成

「離婚するまで、お金の管理は元夫にまかせっきりだった」というもくさん。

「貯金はほぼゼロ、早々に赤字になり…。お金の流れを把握するために、まずは費目別に予算を決めて、レシートケースに現金で振り分けてみました」

すると、使えるお金がはっきりしてムダが減り、出費も抑えられるように。

「固定費はもっと削れる、スマホのプランも見直そうなど、やりくりのアイデアが次々に浮かび、気がつけば貯蓄体質に大変身していました」

●クレジットカードの使用額を見える化

買い物はほぼクレジットカードを使用。「カードの支払い分をレシートケースから出して別に保管し、引き落としの際に口座に入れています。これなら使いすぎを防げます」

世帯年収:340万円
年間貯蓄額:100万円

【ケース3】キャッシュレス派はキーケースと一体化

ポイ活のため、キャッシュレス決済を積極的に取り入れているC.Mさん。

「普段はほぼスマホ決済なので、財布は持っていません。財布代わりのキーケースに、少額の現金と会社のICカードなどを入れて持ち歩いています」

銀行のカードや身分証明書はカードケースに入れ、必要なときだけ持参。

「クレジットカードやポイントカードは厳選した数枚をスマホケースに入れています。持ち運びもすっきりして、荷物もお金もムダゼロです」

●アプリと連動させてラクラク家計管理

家計簿アプリで出費を管理。「キャッシュレス決済とアプリを連動させるととにかくラク。現金払いのときには続けられなかった月の収支管理も、簡単に行えるようになりました」

世帯年収:500万円
年間貯蓄額:150万円