ジメジメする梅雨どきは、フローリングはベタつき、窓ガラスがカビの温床に…。そんなことになる前に、やっておきたい梅雨どきのリビングの掃除を家事代行サービスタスカジのベテラン家政婦・みけままさんに教えてもらいました。

梅雨どきのリビング掃除のコツ

梅雨どきは窓回りの水気に注意。また、エアコンを本格的に使う前に、一度はしっかりお手入れしておきましょう。

●におい・カビを発生させないためにやることチェックリスト

<週1回はやること>

□テレビ裏のホコリを取り除く

<2週間に1回はやること>

□家具やソファと壁の隙間を掃除する
□空気清浄機のフィルターを掃除する

<シーズン1回はやること>

□エアコンのフィルターをチェック
□エアコン本体のふき掃除
□窓のパッキンのカビを確認

●<カビ取り剤>エアコンフィルターはホコリを除いて水洗いを

掃除機でホコリを吸ってから、食器用洗剤を使って洗います。 

「カビが生えている場合は、カビ取り剤をスプレー。水で洗い流し、水気をふき取って完全に乾いてから戻します」

●<セスキ水スプレー>フローリングのベタつきにはスプレー+水ぶきが効果的

フローリングのベタつきの原因は皮脂汚れ。「マットなフローリングなら、水をかたく絞ったクロスにセスキ水スプレーをつけ、水ぶきを。ツヤのあるフローリングはワックスが取れるのでセスキは使わず、水ぶきだけに」

●窓ガラス・網戸は食器用洗剤でふけばすっきり

窓や網戸の汚れは、バケツに約3、4Lの水をくみ、食器洗い用洗剤を2滴溶かしてクロスを浸し、絞ったものでふくとさっぱり。「網戸にも窓のガラスにも、サッシにも使えます」

●<アルコールスプレー>エアコン吹き出し口のカビはクロスを割り箸に巻きつけて

カビのつきやすいエアコンの吹き出し口。「クロスにアルコールをスプレーし、割り箸に巻きつけて、奥のパーツを傷つけないようにふきます。直接洗剤をスプレーするのはNG」

●<台所用塩素系漂白剤>窓のパッキンのカビは漂白剤ペーストで撃退

水で2倍に薄めた台所用塩素系漂白剤と片栗粉を1:1で合わせたペーストを塗り、ラップして数時間放置。「そのあと、濡らしたペーパータオルでしっかりふき取りを。液ダレするとサッシなどが変色するので、養生テープなどで保護してから行って」

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある場合は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。また、特集内で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によっては使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。

発売中のESSE7月号には、梅雨のカビ・におい対策が掲載されています。傷みにくい弁当のコツも。