あこがれの「キャンプ飯」。ダイソーやセリア、キャンドゥ、ワークマンなどで買える、お手頃なのに本格的な調理グッズを紹介します。

人気アウトドアYouTubeチャンネル「FUKU」による『キャンプを軽くる本 FUKU流コンパクト・キャンプギア図鑑』(扶桑社刊)の中から、100円ショップ、ホームセンター、ワークマンのおすすめのキャンプ道具を教えてもらいました。

 

調理道具は100円ショップの得意分野!

アウトドアやベランピングでキャンプ飯を始めるなら、調理グッズはプチプラでそろえてみませんか。FUKUさんに教えていただきます。

 

●クッカー

・ダイソー/クッカー3点セット(770円)

 

770円でステンレスのクッカーセットが買えてしまいます。ステンレスなので少し重さはありますが、可もなく不可もなくちゃんと使えます。コスパが極めて高いので、低予算でスタンダードなクッカーセットが欲しいという方におすすめします。

 

・ダイソー/メスティン(1合550円、1.5号880円)

 

小さいほうが1合タイプ。これは100円ショップから始まった、ミニメスティンという新しいジャンルのものになります。ノーマルサイズのメスティンの中に収納できるという素晴らしい特徴を持っていて、普通のメスティンを持っていたら、これを導入するとサブクッカーを加えたクッカーセットにすることができます。最近は料理がこげつきにくいフッ素加工タイプもありますから、好み次第でそちらを選んでもいいと思います。

 

●フライパン、鉄板

・ダイソー/スキレット 直径16cm(330円)

これはとてもおすすめなスキレット。一般的なスキレットは分厚くて重いものがほとんどですが、これはコストを考えた結果なのか、若干サイズが小さく、薄いんです。だから軽くてかさばらない。とはいえ、スキレットらしく肉なんかはおいしく焼けますから、ソロキャンプにぴったりです。

 

・キャンドゥ/バーベキュー用鉄板(330円)

 

絶妙なサイズと軽さで使いやすいこれは100円ショップの鉄板を実用的なサイズまで大きくしたもの。B6サイズの焚火台なんかにぴったり合うサイズになっています。この大きさなら、小さなお好み焼きとか餃子1人前とかがおいしく焼けます。しかも、板厚が薄いため、このサイズの鉄板では最軽量クラス。けっこう絶妙な鉄板だと思います。

 

●ホットサンドメーカー

・ダイソー/ホットサンドメーカー(1,100円)

ホットサンドメーカーをコスパで選びたいという人におすすめ。値段は安いですが、中はフッ素樹脂コーティングされているので食材がくっつきにくく、手軽にホットサンドがつくれます。ホットサンドメーカー未体験の人がお試しで使うのにもいいと思います。

 

●調味料入れ

・Seria/SOLOX 液体調味料ボトル Sサイズ(110円)
・Seria/SOLOX スパイスボトル 1穴タイプ(110円)

キャンプの調味料は、小分けして持っていくと荷物がよりコンパクトにできます。昔は、アウトドア用の調味料入れってけっこうな値段でしたが、このセリアの「SOLOX」シリーズが出て大きく変わりました。安価で機能的で、見た目もいいボトルが、2本入りで110円ですから。「液体調味料ボトル Sサイズ」はその名の通りしょうゆなどを入れるのにぴったり。「スパイスボトル 1穴タイプ」は、振りかけるようなスパイスを入れるのにおすすめです。

キャンプを彩る焚火台とストーブもそろいます!

プチプラなのに本格的! FUKUさんおすすめの焚火台とストーブです。

●焚き火台

・ワークマン/三条仕込みのスタッキンググリル(7,800円)

僕が開発協力したモデルで、焚き火台、ゴトク、焼き網、ミニ鉄板、クッカー、リフターまでセットになったオールインワンセット。クッカーの中に焚き火台を収納するものはよくありますが、これは焚き火台の中にクッカーを収納する形状にしたので、薪をくべる面積がかなり広く、焚き火台単体としても使いやすいです。火床の高さが変えられるので、アルコールストーブを置いて使うこともできます。これ1台でいろいろ楽しめるお得なセットです。

 

・ナフコ/Nシチリン(3,980円)

キャンプブームの前からある名品。なにがいいかというと、まず軽くて持ち運びがラク。そして、ハンドルを操作すると網がサッと斜め上に上がる設計がすばらしいです。この設計のおかげで、炭をたすのがすごくラクですし、食材が焦げそうなときに、パッと上に上げて避難させることができます。

 

・DCM/ファイアブーストコンロ(9,878円)

ホームセンターがつくった焚き火としては、かなりユニークなところを攻めていて、コンロとしての機能が非常に高い製品です。二次燃焼用の穴が上下に2列ついているんですが、そこから炎がボワーっと出てきてすごい火力になります。形も薪をくべやすい横長で、料理することを考えたしっかり感のあるゴトクが付属。軽量コンパクトとはいえませんがわりと小さく折りたためます。こんなレベルが高いコンロがホームセンターから出るんだという衝撃度が高かった製品です。

 

●火吹き棒

・Seria/ステンレス火吹き棒 40cm(110円)

40cmとちょっと短いですし、先を絞ってないので強い気流が出るわけではないんですが、十分使えます。なにしろ110円ですから。火吹き棒にまで予算が回らない人も多いと思いますから、そういった方にはコスパが高いこれをおすすめします。

意外とお手頃な価格で手に入る調理グッズ。コスパ最強のキャンプ道具を上手に取り入れて、キャンプをより身近に楽しんでみませんか?