「ボーフムの英雄」 勝負に強い男・浅野拓磨、1G1A残留の立役者を地元紙が大絶賛
レバークーゼンに3-0勝利で残留決定
ドイツ1部ボーフムがブンデスリーガ最終節レバークーゼン戦で3-0の勝利を収めて、1部残留を決めた。
日本代表FW浅野拓磨は1ゴール1アシストという絶対的な活躍で、チームの残留に貢献。現地からは「英雄」と称えられている。
2部との入れ替え戦にあたるプレーオフ圏内の16位に沈んでいたボーフム。残留するにはとにかく勝ち点3を目指さなければいけないなか、前半7分、相手のMFアミン・アドリが一発レッドカードで退場。数的優位に立つと、同19分に浅野が見せた。
右サイドの突破から的確なクロスボールを送ると、ドイツ人MFフィリップ・フェルスターが合わせて先制。まずはアシストでチームを勢いに乗せると、同34分には左コーナーキック(CK)からファーサイドを走り込んだ浅野が右足をダイレクトで合わせるボレーシュートを叩き込んだ。強烈な一撃で追加点。今季リーグ3点目が決まり、ジャガーポーズも炸裂した。
その後チームは1点を追加し、3-0で勝利。浅野の1ゴール1アシストの活躍で1部残留を決めた。
ドイツ紙「ビルト」はこの劇的な一戦を大々的に報道。浅野については、「ボーフムの英雄はドリブルを得意とする日本の浅野と(ケビン・)シュテーガーで、それぞれ1ゴール1アシストを記録している。得点者は青と白の幸運を完璧にした」と称賛した。
カタール・ワールドカップ(W杯)ドイツ戦でのゴールや、ロシアW杯出場へ導く一発など、多くの「ここぞ」という時に決めてきた浅野。勝負に強い男がまたヒーローとなった。(FOOTBALL ZONE編集部)