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●『なか卯』の新作を調査！ 大人気のうなぎと牛肉が一つになった「牛すきうな重」を食べに行ってきた

　親子丼やうどんが人気の『なか卯』で、2023年5月9日より「うなぎメニュー」の提供がスタートしました。今年は定番の「うな重」に加え、新作となる「牛すきうな重」を販売されています！ うなぎはじっくり焼いて蒸し上げた後、タレにつけて焼く工程を3度繰り返して仕上げるこだわりぶり。そこに錦糸卵、さらに関西のすき焼き風に味付けした牛肉を添えた贅沢な仕様。

店頭POP（食楽web）

　まさに「食べる前からわかる。こんなんウマいに決まってますやん！」な一品ですが、そこはやっぱり実際に食べて見ないとあかんでしょ…ということで、さっそく最寄りの『なか卯』を訪店。気になるテイストを確かめにいってみましたよ！

うなぎと牛のクオリティが高い！「牛すきうな重（並盛）」

今回は「牛すきうな重（並盛）」1090円を注文。ごはん大盛（1160円）もあります

　店員さんに食券を渡し、待つこと約3分。お盆に乗せられて重箱が運ばれてきました。蓋をかぱっと開けると、ほのかに甘い香りを伴ってうなぎの半身と牛すきのお姿が…。ですが、メニュー写真では「うなぎ／錦糸卵／牛すき」ときっちり分かれていましたが、実物は錦糸卵エリアにうなぎが覆い被さる形になってます。あと、重箱の隅にまでご飯が入っていない（泣）。

　ご飯が少ないがゆえの、うなぎ半身の斜め置きってことなんでしょうかねえ。うーん、ちょっと残念です。

『なか卯』のうなぎは厚みがあってふわふわ＆とろとろなんです

　気を取り直して、まずは主役のうなぎからいってみます。箸で切り、そのままパクッ。昨年（2022年）7月の「うなぎ無双盛」以来となる“なか卯のうなぎ”ですが、その美味しさは…まったくの不変！　ふわっとした身の食感に続いて皮目からの脂、出汁感と甘みのある蒲焼きたれが全体を包み込み、非の打ち所がないパーフェクトなウマさが口いっぱいに広がります。

　うなぎの下にある錦糸卵がまたいい仕事をしています。脂っぽさをさりげなく和らげるとともに、その存在感をしっかりアピール。これは必須アイテムですね。

牛肉は肉と脂身の旨みと甘めのたれが絶妙にマッチ。ウマいです！

　続いては牛すき。実は『なか卯』の牛丼はこの4月にリニューアルが行われていて、味わいが“関西のすき焼き風”仕様になりました。今回が初の実食ですが、どんな味なのかな…と箸で取って一口。濃すぎず薄すぎず、甘味もしっかり備えた煮汁が薄切り牛バラ肉に染み込んでいます。

　一緒に煮込まれている玉ねぎは後入れなのか、芯の方にしゃりっとした食感が残っており、これがいい感じのアクセントになっています。これだけでも十分にご飯が進んじゃう味わいです。ウマい！

禁断の“全部乗せ”も忘れずに敢行。一度に牛肉とうなぎを味わえます

　せっかくなので、レンゲにうなぎと牛すき、ご飯を載せて同時食いにもチャレンジ。うなぎの味と牛バラ肉の味、汁がかかったご飯が口の中で渾然一体…とまではいきませんが、それぞれが邪魔をすることなく、うなぎと牛肉の美味しい味わいがストレートに伝わってきます。これは一緒に食べるよりも別個に食べた方がいいですね。何というか、もったいない気がすごくします（笑）。

　硬めに炊かれたご飯とうなぎ＆牛すきをじっくりと味わって、重箱の隅にへばりついたご飯の粒まで残らず食べ切って完食。ごちそうさまでした！

まとめ

　ふっくら＆とろとろのうなぎ、味の加減が絶妙な牛すきと、具材に関しては文句の付け所が見当たらないほどのナイスな美味しさ。『なか卯』のクオリティの高さを、改めて実感できました。その一方で、とにかく残念だったのがご飯の盛り。ただでさえ小さいサイズの重箱なのに、出された段階で底が見えているというのは…。願わくば、今回は“たまたまそういう盛りだった”であってほしいところです。

　というわけで、「牛すきうな重」を実食した感想としては「美味しいうなぎと肉をじっくり味わいたい方に最適」ということ。提供期間は8月下旬まで（予定）。土用の丑の日（7月30日）が含まれるほど十分な余裕があるので、『なか卯』に行った際はぜひお試しあれ。もちろん、ご飯は大盛りがオススメですよ！

（撮影・文◎河西まさあき）

●DATA

「牛すきうな重」

期間：2023年5月9日（火）～8月下旬（予定）
販売：一部店舗を除く全国の『なか卯』
https://www.nakau.co.jp/jp/