邦チタが急落、24年3月期は57%営業減益で18円減配を見込む
東邦チタニウム<5727.T>が急落している。8日の取引終了後に発表した24年3月期連結業績予想で、売上高832億円(前期比3.5%増)、営業利益46億円(同57.0%減)、純利益29億円(同61.4%減)と大幅営業減益を見込み、年間配当予想を前期比18円減の12円としていることが嫌気されている。
航空機向けチタン需要の回復及びロシア製展伸材からの代替需要により、金属チタン事業の販売は引き続き堅調に推移すると想定しているものの、触媒事業及び化学品事業の販売は中国など海外の本格的な景気回復にまだ時間を要すると想定。また、金属チタン事業で製造コストの安い在庫の取り崩しなど、前期に顕在化した一過性の好転要因がなくなり、前期後半以降の製造コストの高い製品の払い出しが本格化することが利益を圧迫するという。
なお、23年3月期決算は、売上高803億5100万円(前の期比44.7%増)、営業利益106億9300万円(同2.0倍)、純利益75億400万円(同2.0倍)だった。
同時に、26年3月期に売上高1200億円、営業利益130億円を目指す中期経営計画を策定した。スポンジチタン設備(若松/茅ヶ崎工場)の一部改良による能力増強やコスト変動に連動した価格フォーミュラー化などに注力するとしている。
出所:MINKABU PRESS
航空機向けチタン需要の回復及びロシア製展伸材からの代替需要により、金属チタン事業の販売は引き続き堅調に推移すると想定しているものの、触媒事業及び化学品事業の販売は中国など海外の本格的な景気回復にまだ時間を要すると想定。また、金属チタン事業で製造コストの安い在庫の取り崩しなど、前期に顕在化した一過性の好転要因がなくなり、前期後半以降の製造コストの高い製品の払い出しが本格化することが利益を圧迫するという。
なお、23年3月期決算は、売上高803億5100万円(前の期比44.7%増)、営業利益106億9300万円(同2.0倍)、純利益75億400万円(同2.0倍)だった。
同時に、26年3月期に売上高1200億円、営業利益130億円を目指す中期経営計画を策定した。スポンジチタン設備(若松/茅ヶ崎工場)の一部改良による能力増強やコスト変動に連動した価格フォーミュラー化などに注力するとしている。
出所:MINKABU PRESS