レーザーテク、東エレクなどに思惑錯綜、SOX指数下げ止まるもアドテストの今期業績悪見通しが重荷に◇
レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>はいずれも前日終値をやや下回る水準で売り買いを交錯させている。半導体関連はここ日米ともに売り圧力が強く、冴えない株価が続いている。そうしたなか、前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら6日ぶりに反発し下げ止まる動きをみせた。ただ、きょうは前日引け後に決算を発表したアドバンテスト<6857.T>が24年3月期の業績見通しを嫌気されて急落しており、その影響が他の半導体主力株にも波及している。レーザーテクはあす28日に23年6月期の第3四半期決算を控えており、この結果を見極めたいとの思惑も働くところ。レーザーテクは直近で外資系証券経由の貸株調達による空売り残高が大幅に増加している。一方、個人投資家は最近の下げ局面で信用取引を活用して買い向かう動きが観測されており、それが逆に上値を重くし下げを助長しているとの見方も出ている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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