新型コロナウイルス禍で盲導犬の育成が経済的に苦しい状況にあることから、その運営を助けようと宇都宮市の神社が点字付きの御朱印を作りました。

宇都宮市の今泉八坂神社が作った御朱印は、A5判サイズで盲導犬と鳥居や「共に歩む」の文字が切り抜きで描かれていて、手で触って形が分かるようになっているほか、「イマイズミヤサカジンジャ」を表す点字シールが貼られています。

この神社の境内には、犬の守り神として「こま犬さん」の像が祀られていて、毎年、さい銭の一部などを宇都宮市にある盲導犬を育成する「東日本盲導犬協会」に寄付しています。

東日本盲導犬協会によりますと、協会運営のほとんどが寄付でまかなわれていますが、新型コロナウイルスの影響で募金イベントが開けず苦しい状況が続いています。

そこで、神社では寄付金付きの特別な御朱印をつくり、国際盲導犬の日の4月26日に合わせて販売して、売り上げの一部を寄付金に充てる取り組みを3年前から行っています。

 

この取り組みで、これまでにおよそ100万円を寄付したということです。きょうは御朱印の発売を前に「頒布始祭」を行い、盲導犬PR犬2頭も参加して神職が御朱印を祓い清めました。

御朱印は1000枚作り、4月22日から販売を開始して無くなり次第終了になります。