大規模な地震が発生して警察署の庁舎が使えなくなったことを想定し、その機能を別の建物に移す訓練が20日、大田原市で行われました。

通信機器など災害対策に必要な機材が次々と大田原高校の体育館に運び込まれていきます。

訓練は、大規模な地震の発生で大田原警察署の庁舎に亀裂が入り使用ができなくなったという想定で行われました。

大田原警察署は、実際にこうなった場合に備え去年8月に大田原高校の体育館などを警察署の代わりに利用できるよう協定を結んでいて、今回初めて、警察機能を別の施設に移転する訓練を行いました。

大田原警察署から大田原高校までは約500mの道のりで、機材などの運び込みは10分ほどかかりました。

その後情報収集班のカメラから送られてきた映像で被害状況を確認したり、無線機能を復旧させたりして本番さながらに手順を確認していました。